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お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんに関する話題の中で、「大腸がんの手術で人工肛門(ストーマ)になったのでは?」という情報やSNSでの投稿を目にし、「人工肛門って何?」「どんな人が付けるの?」と疑問を持った人もいるのではないでしょうか。

実際には、本人は公表していますが、医療機関から人工肛門の装着について正式に公表されているわけではありません。そのため、個人の医療情報について断定することはできません。

一方で、この話題をきっかけに「人工肛門(ストーマ)」という言葉に関心を持つ人が増えているのは事実です。

人工肛門は、大腸がんだけでなく、さまざまな病気やケガによって必要になる医療処置の一つです。現在では多くの人が人工肛門とともに仕事や旅行、スポーツなど普段どおりの生活を送っています。

この記事では、人工肛門とは何か、どんな人が付けるのか、仕組みや日常生活への影響についてわかりやすく解説します。


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人工肛門(ストーマ)とは?

人工肛門とは、病気や手術などによって便を自然な肛門から排出できなくなった場合に、お腹に新しく便の出口を作る医療処置です。

正式には「ストーマ(Stoma)」と呼ばれます。

ストーマは、お腹の皮膚に腸の一部を出して便を排出する仕組みで、排出された便は専用の「ストーマ装具(パウチ)」で受け止めます。

「人工肛門」という名前から特別なものという印象を持つ人もいますが、命を守るため、あるいは病気の治療を安全に進めるために行われる重要な治療の一つです。


人工肛門はどんな人が付ける?

人工肛門が必要になる代表的なケースは次のとおりです。

大腸がん・直腸がん

最も多い理由の一つです。

腫瘍が肛門近くまで広がっている場合や、がんを完全に取り除くために直腸や肛門を切除する必要がある場合、ストーマを造設します。


炎症性腸疾患

  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病

などで腸の炎症が重く、通常の排便が難しい場合にも行われます。


腸閉塞(イレウス)

腸が詰まり、便が流れなくなった場合、腸を休ませる目的で一時的にストーマを作ることがあります。


外傷や事故

交通事故や災害などで腸が大きく損傷した場合にも必要になることがあります。


先天性の病気

生まれつき肛門や腸に異常がある赤ちゃんに対して行われることもあります。


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人工肛門の仕組み

通常は、

口
↓
胃
↓
小腸
↓
大腸
↓
肛門

という流れで便が排出されます。

人工肛門では、

口
↓
胃
↓
小腸
↓
大腸(または小腸)
↓
ストーマ
↓
専用パウチ

という流れになります。

ストーマ自体には筋肉がないため、自分の意思で便を止めたり出したりすることはできません。

そのため、専用の装具で便を受け止める仕組みになっています。


人工肛門には2種類ある

一時的ストーマ

病気や手術後に腸を休ませる目的で作られます。

回復後に閉鎖手術を行い、元の排便に戻るケースもあります。


永久ストーマ

肛門を残せない場合などに造設されます。

生涯にわたってストーマと付き合っていくことになります。


人工肛門になると生活はどう変わる?

医療技術や装具の進歩により、現在では多くの人が普段どおりの生活を送っています。

仕事

デスクワークだけでなく、営業職や現場仕事を続けている人もいます。


入浴

ストーマ装具は防水性があり、そのまま入浴できる製品も多くあります。

医師や看護師の指導に従って管理すれば、温泉や旅行を楽しむ人も少なくありません。


食事

基本的には食事制限はありませんが、病状や術後の経過によっては消化の良いものを勧められることがあります。

においやガスが気になる食品は、体調を見ながら調整する人もいます。


スポーツ

ウォーキングやジョギング、ゴルフ、水泳などを楽しむ人もいます。

激しい接触スポーツなどは、医師と相談して判断することが大切です。


人工肛門は痛い?

ストーマそのものには痛みを感じる神経がありません。

そのため、ストーマに触れても基本的に痛みはありません。

ただし、皮膚トラブルや装具の貼り方によって違和感や痛みが出ることはあります。


人工肛門だと分かる?

最近のストーマ装具は非常に薄く、衣服の下ではほとんど目立ちません。

外見から人工肛門だと分かるケースは多くありません。


よくある誤解

一生寝たきりになる?

いいえ。

多くの人が社会復帰しています。


普通の生活はできない?

旅行や仕事、趣味を楽しんでいる人も多くいます。


においが漏れる?

現在のストーマ装具は防臭性能が高く、適切に管理すれば日常生活で強いにおいが漏れることは一般的ではありません。


人工肛門になった人を支える制度

日本ではストーマを使用する人(オストメイト)への支援制度があります。

例えば、

  • 身体障害者手帳の対象となる場合がある
  • ストーマ装具の購入費助成(自治体による)
  • オストメイト対応トイレの整備
  • 専門外来や訪問看護によるサポート

など、安心して生活を続けられるような支援が整えられています。


よくある質問

人工肛門は元に戻せますか?

一時的ストーマであれば、病状の改善後に閉鎖手術を行い、元の排便に戻せる場合があります。

ただし、永久ストーマは基本的に元には戻りません。


飛行機に乗れますか?

はい。

ストーマ装具を使用していても飛行機に搭乗できます。

旅行や海外出張をしている人も多くいます。


温泉に入れますか?

基本的には可能です。

周囲への配慮や装具の管理方法については、医療スタッフから説明を受けると安心です。


まとめ

人工肛門(ストーマ)は、病気やケガなどによって通常の排便が難しくなった人のために、お腹に新しい便の出口を作る医療処置です。

ポイントをまとめると、

  • 人工肛門の正式名称は「ストーマ」
  • 大腸がんや直腸がん、炎症性腸疾患などで必要になることがある
  • 一時的なものと永久的なものがある
  • 現在は装具や医療技術が進歩し、多くの人が仕事や旅行、スポーツなどを楽しみながら生活している
  • 正しい知識を持つことで、不安や誤解を減らすことが大切

人工肛門は「生活が終わる」ことを意味するものではありません。

適切な治療とサポートを受けることで、自分らしい生活を続けている人は数多くいます。正しい知識を身につけ、必要以上に不安を抱かないことが大切です。

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