「人前で出てしまうおならを何とかしたい」
「勝手に出てしまうおならを何とかしたい」

「おなら」の悩みで不安を抱えストレスを感じている女性は多いようです。

なぜおならが止まらないのか?
原因は「過敏性腸症候群」という病気である可能性が高いです。

過敏性腸症候群はやっかいな病気です。
病院で腸を検査してもらっても異常は見つからないからです。

そこで、おならが止まらないという女性のために過敏性腸症候群の原因と治療法をご紹介したいと思います。

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過敏性腸症候群とは?

病的なおならが出る原因は、2つあると考えられます。

ひとつは、身体に何か病気が隠れている場合。
もうひとつは、精神的なものから来ている場合です。

身体的な病気が原因の場合は、その病気を治すことで、おならの出方も正常に戻ります。

問題は、精神的なものから来ている場合です。

その中で、今一番多いと言われるのが、「過敏性腸症候群」という病気です。

過敏性腸症候群とは、検査をしても異常が見つからないにもかかわらず、異常なおならが出てしまう病気です。

症状としては。下痢や便秘、腹痛、腹部の膨満感などが長い間続きます。
症状の軽いものを入れれば、日本人のおよそ10人に1人がこの病気だと言われています。

特に、便秘になりがちな女性がなることが多いようです。

過敏性腸症候群を発症する原因

過敏性腸症候群を発症する原因は、はっきりとはわかっていませんが、ストレスが原因だと考えられています。

ストレスを受けることで、脳下垂体からストレスホルモンが出て、その刺激で腸の動きに変調を来すのではないかといわれています。

こうした症状が繰り返されると、腸はストレスによる刺激に過敏になります。
すると、脳もストレス反応を引き出してしまい、それがまた腸を刺激するという悪循環に陥り、症状が悪化してしまうのです。

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過敏性腸症候群の治療

過敏性腸症候群の症状を訴える患者さんは、消化器内科に行くケースがほとんどです。
そこで、治療薬を処方してもらいます。

しかし、ストレスがなくならない限り、症状は改善されません。

逆に、ストレスが原因で起きた腹痛や下痢を無理に薬で抑えると、頭痛や胃痛など他の症状が現れることもあるので要注意です。

過敏性腸症候群は心療内科を受診

過敏性腸症候群はストレスが原因のため、消化器内科ではなく、心療内科を受診することで、症状が好転することがあります。

ストレスは脳内のセロトニンの量が関係しており、欠乏すると、慢性的ストレスや疲労、イライラ感が症状として現れます。

今はこのセロトニンの量をコントロールする薬が開発されていますので、服用することで症状を抑えられるようになっています。

日常生活での過敏性腸症候群の対処法

過敏性腸症候群によるおならを抑えるには普段の生活を見直すことも必要です。

食生活の見直し

腸内環境を整えるためにヨーグルトや納豆など発酵食品を積極的に摂りましょう。
食物繊維やオリゴ糖も一緒に摂るとさらに効果的です。
食事はよく噛んでゆっくり食べるようにして、水分もこまめに摂ってください。

運動で腸の働きをよくする

日常的にウォーキングを心がけましょう。
目安は20~30分。階段なども積極的に使い、有酸素運動をするようにしてください。

また、腹筋運動もおすすめです。

腹筋運動は無理はせず、仰向けに寝て、ひざを立て、ゆっくり息を吐きながら上半身を起こすくらいで大丈夫です。

入浴でリラックス

お風呂にゆっくりつかって体を温めるのも効果的です。
リラックスすると、副交感神経が優位になり、腸の運動は活発になります。

また、腹巻などでお腹を冷やさないにしましょう。

おわりに

おならが止まらないのは過敏性腸症候群の可能性が高いです。

過敏性腸症候群はストレスが原因ですので、ストレスを減らす生活を心がけてください。
症状が改善しない場合は心療内科の受診をおすすめします。

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