皆さんが子どもの頃から馴染みのあるココアですが、実はココアに含まれている栄養素が、貧血に効果が高いと注目を集めていることをご存知でしょうか?

当記事ではココアに含まれている貧血に効果のある栄養素や、貧血の予防にオススメの飲み方を紹介します。

ぜひコーヒーや紅茶のかわりに、ココアを取り入れてみてはいかがでしょうか?

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鉄分が不足するとどうなる?

人の体は鉄分が不足すると、全身に十分な量の酸素を運ぶことが出来なくなり、息切れや動悸などの症状が現れます。

このような症状は貧血と呼ばれ、鉄分の不足からくる体調不良です。

貧血の症状で挙げられるのは、動悸や息切れが代表的ですが、他にも頭痛や疲労感などの症状があります。

鉄分は体内で生成することが出来ないので、食事で補わなければならず、鉄分を多く含む食材を摂取する必要があります。

ココアで鉄分補給ができるって本当?

あまり知られていませんが、実はココアには鉄分が含まれており、鉄分補給に適しています。
ココアには、100gあたり14mgの鉄分が含まれており、大さじ2杯のココアを飲むと1.6gの鉄分を摂取することができます。

成人女性の鉄分接種の目安は6.5gなので、大さじ2杯のココアで1日に必要な鉄分の約4分の1を摂取することができます。

さらに、ココアの鉄分は、組み合わせや飲み方で吸収率を向上させることができます。

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鉄分の吸収率を高めるオススメの飲み方

ココアの鉄分を効率よく吸収する方法は、ビタミンCと一緒に摂取することです。

鉄分は主に十二指腸で吸収されます。
鉄分は吸収される際にビタミンCが一緒にあるとアルカリ性の腸液で溶けて吸収しやすい状態になりますので、ビタミンCを同時に摂取するのは効果的です。

もう一つ、オススメしたい飲み方は、ココアを牛乳と合わせて飲むことです。

牛乳にはタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は鉄分と結び付くことで腸からの吸収を促進する効果があります。

それだけでなくタンパク質は血液中の赤血球を作る材料にもなりますので、貧血の予防に大きな効果が期待できます。

甘いココアは飲みすぎに注意です

鉄分の補給に優れたココアですが、甘いココアは飲み過ぎに注意が必要です。

ココアには純ココアと調整ココアと呼ばれる2種類があり、甘く砂糖が含まれているものは調整ココアと呼ばれます。

調整ココアは砂糖が多く含まれており、2杯の調整ココアを飲むと、茶碗1杯のごはんを食べた際と同じカロリーになります。

太ることのほかにもココアを飲み過ぎると、お腹を壊しやすくなるという注意点も存在します。

ココアは腸内環境を整えてくれる飲み物でもあり、リグニンという食物繊維が多く含まれています。

リグニンという食物繊維は排便効果があり、摂取しすぎることで刺激が強くなり下痢を引き起こすことがあるのでココアの飲みすぎには、注意が必要です。

また、牛乳と合わせて飲む際にも、普段から牛乳で下痢気味になる方は、牛乳と合わせて飲むのは控えた方がいいでしょう。

まとめ

ココアでの鉄分補給について解説しましたが私はいつも、貧血の方にはココアを飲むようにオススメしています。

ココアには鉄分が含まれており、鉄分補給に適しているだけでなく、体を温める作用もあるので貧血の対策に効果的です。

ココアに含まれる鉄分は飲み方や、一緒に摂取する栄養素によって効果が増大します。
貧血で悩んでいる方は、朝食や、一息つく際にココアを飲んでみてはいかがでしょうか?

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