実はみんなの身近にたくさんある半導体。
この半導体が今、不足しています。
ここでは半導体がどういうもので、不足するとどうなるか、不足になった原因などを紹介していきたいと思います。

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半導体はとても身近で重要な存在です

半導体は身の回りの電化製品の中にほとんど入っています。
電気を通したり通さなかったりして、機械をコントロールします。
他にもデータを記憶させたり、計算をしてくれたり、いろいろな役目を持っています。

身近なとこで言えば、ガスコンロやIHコンロでフライパンがある一定の温度に達すると火力が弱くなって、温度が上がり過ぎるのを防いでくれます。

他にも電気ケトルでは沸騰したらスイッチが自動でOFFになったり、お風呂のお湯が一定の量入ったら自動でお湯を止めたり、このようなことが半導体で可能になります。

半導体は私たちの生活をかなり便利にしてくれているものです。

沸騰しても自動で電源OFFにならないケトル。
お湯は自動で止まらず、貯まったかいちいち確認しにいかないお風呂。

このように半導体がないだけで、いろいろなことに手間がかかって時間が奪われます。

逆に言えば、半導体は私たちの代わりに、電化製品をコントロールし、時間を与えてくれるものなのかもしれませんね。

他にもスマホやPC、冷蔵庫や洗濯機などなど身近なものに半導体は入っています。

どれをとっても生活に重要なものばかりで、半導体の重要性がわかってもらえるかと思います。

半導体が不足するとどうなるの?

半導体が不足するとまずは電化製品が今までの量を作れなくなって、電化製品が足りなくなります

スマホ、PC、ゲーム機などが欲しくても手に入らない状況が起こります。

たとえば、今は給湯器が不足していて、お風呂が沸かせないで困っている人も増えています。
これも半導体不足が原因です。

お風呂には入れないなんて困りますよね。

今まで通りの量を作れなくなっても、欲しがる人の数は変わらないので需要と供給の関係で一個あたりの値段が高くなります

なので、さらに電化製品を手に入れるのが困難になります。

そして欲しくても物が手に入らない状況が続くと、欲しいという人間の感情につけ込んで、本物に似せた偽物が出てきたり粗悪品が出てきます。

偽物や粗悪品は値段が安かったりすのですが、品質はいいとは言えません。
偽物や粗悪品などは半導体自体から発火する恐れもあるのでとても危険です。

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半導体不足の原因はコロナにあり!

半導体不足はもともとは、スマホの5Gへのシフトの時から少しずつ始まっていました。

しかし、それだけではまだ本格的に半導体が不足する事態にはなっていなかったのですが、コロナが流行してからさらに半導体不足は進んでいきました。

コロナの影響で巣ごもり需要が増え、ゲーム機、PC、TVなどがよく売れるようになりました。
外食も控えるようになって、トースターやホットプレート電子レンジなどの需要も上がりました。

こうして需要が増えて電化製品を欲しい人が増えたのですが、供給をするための工場もそれを支えられる生産力がなかったのです。

しかも、アメリカが中国に半導体の生産を委託していたのを実質的に中止する事が起きたり、アメリカのテキサス州では大寒波により半導体工場のが閉鎖しました。

それに加え台湾で深刻な水不足が起きて、半導体の生産の際に多量に必要な水が不足するなどということも起きました。

またマレーシアの半導体工場ではコロナで従業員が死亡し、しばらく工場を閉鎖していました。
コロナの影響で世界的に半導体を作る量が減ったというのも原因のひとつと考えられます。

まとめ

半導体は私たちの生活の欠かせないとても重要なもので、今それが不足してきているという状況が徐々に進んできています。

半導体不足がもっと深刻になってきたときには物の値段が上がり、偽物や粗悪品が横行してくるので、それをつかまされないように気をつけたいですね。

ここ最近では熊本に、台湾の企業と一緒に半導体の工場を作るという計画もあるみたいなので、そちらにも期待したいです。

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