みなさんは成年後見制度とはご存知でしょうか?
少し難しそうな言葉ですが…
すごく簡単に言うと、判断能力の低下した老人の財産を守る制度です。

高齢者を狙う悪質な詐欺が多発しているこわい世の中ですからね。
日本の高齢化社会が進んでからはよく聞くようになりました。

今回ご紹介したいと思いますのは、成年後見人とは何かについてです。

他にも選任されるまでの期間などを詳しくご紹介していきたいと思います。

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成年後見人とは?なれる条件と選任方法

成年後見人とは難しそうな言葉ですが何なのでしょうか?

高齢化社会が進んでいく中で、認知症や判断力が低下したお年寄りは増加傾向です。
そこを狙った高齢者を騙す詐欺が多発しているのも現実です。

高額の商品やサービスを販売するという悪質詐欺事件も多々ありますから。
判断能力が低下した高齢者を、事件から守るのが成年後見人の制度です。

精神などの障害で判断が鈍っている人に対して家庭裁判所が定めた申立人のことです。
判断能力が不十分な方の財産を守り、管理する人のことなんです。

財産分割協議などを行うのができない方をサポートする制度です。

成年後見人制度には家庭裁判所が選任する場合と、自分で選んだ後見人と契約する場合があります。
家庭裁判所が申し立て書類を検討して、適切な人を選任するという流れです。

ちなみにですが、成年後見人になれる条件はいろいろあります。
成年者、破産者でない人、行方不明ではないことです。
以上に該当なければ身内でなくてもなれるようです。

成年後見人の手続き

手続きは後見開始審判の申立てをし、審理されます。

・申立書類の調査
・申立人、本人、後見人候補者の調査
・親族の意向照会
・鑑定の実施(場合により)

審判後に確定され、後見登記されます。

申し立て書類一式を揃えて、作成するのが時間を要するようです。
専門家へ相談しての作成をおすすめします。
医師の診断書、戸籍、住民票など様々な書類提出が必要です。

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成年後見人が選任されるまでの期間

成年後見人の申し立てから選任までは、家庭裁判所の審理状況にもよります。
提出書類に不備があると再度作り直しになるようですから…

早ければ半月ぐらいのようで、長くても2ヶ月ぐらいです。

この期間に本人調査や、医師による鑑定、親族への照会作業などが行われます。

選任の審判が出てもその確定までに2週間以上の期間が必要です。
その後に法務局で「後見登記事項証明書」に反映されます。

申し立てからここまでには通常3~6ヶ月程度かかるようです。
書類に不備がないことがスピーディーに進むポイントですね。

まとめ

今回ご紹介しましたのは、成年後見人について詳しく説明してみました。
いかがでしたでしょうか?

高齢化社会が進むにつれて、高齢者を狙う悪質な詐欺も増加しています。
成年後見制度は判断能力が不十分な人を守る制度でした。
この制度はその人の財産と権利を守れます。

また本人の判断能力があるうちに行う任意後見人制度もあります。

この先の高齢化社会には、様々な備えが必要となります。
明るい日本の社会であってほしいですね。

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