高校生にとって大学選びは自分の将来を考えるうえで非常に重要です。
たとえば、医者になりたいなら医大、音楽家になりたい人は音大など、明確な夢がある人は悩むことはないと思います。
しかし、実際そういう人はほんの一握り。
将来の夢がない!という高校生の方が圧倒的に多いはずです。
でも大学には行きたい・・・
こういう人の大半は文系志望ですが、そこで悩むのが・・・
どの学部を選んでいいのかわからない。
本来であれば、
・将来の夢がある
・実現のために行きたい大学、学部が決まる
・夢に向かって勉強を頑張れる
これが理想のプロセスです。
しかし、これは将来の夢があるからこそできる選択です。
ならば、どうするか?
この記事では将来の夢がない人の大学選びについて紹介してみたいと思います。
とりあえず有名大学を目指す
古臭い考えかもしれませんが、学歴は今でもアドバンテージになります。
就職の際はやはり一流大学の方が有利です。
結局はレベルの高い大学を出た方が将来の選択肢の幅が広がるのです。
将来の夢がある人は有名大学にこだわる必要はありませんが、ない人は余計なことは考えずに勉強しましょう。
そして、良い大学に入る。
学歴が関係ないのは将来やりたいことが決まっている人だけです。
将来の夢がなくても、4年間の大学在学中に見つければいいのです。
そしてもうひとつ大事なことがあります。
それは有名大学は努力しないと入れないこと。
たとえば、友だちづきあい。
簡単には入れる大学の友人と難関を勝ち抜いた大学の友人とではやはり後者の方がレベルが高いのは言うまでもありません。
そうした友だちと付き合えるのも将来を考えるうえで貴重な財産になります。
経済系の学部を目指す
文系であれば、経済・経営・商学部を選ぶのがいいでしょう。
これらの学部の出身者はいろんな業界にいます。
進路が決まっていないからこそ、選択肢を広げる意味でも経済系の学部を選びましょう。
将来の夢なんて変わります。
むしろひとつの夢にこだわりすぎて考え方が凝り固まることの方が危険です。
挫折したときのことを考えれば、柔軟な思考を持っている方がいいです。
そもそも自分の夢を叶えられる人の方が圧倒的に少数です。
就職活動のときも東大卒とかよほど高学歴でない限り、大学で何を学んだかよりも大学時代にどんな活動したかを問われます。
そういう意味ではつぶしの利く選択も大事であることを忘れないでください。
自分の好きなことが学べる学部を探す
昔と違って今は多様な部や学科があります。
あなたの「好き」を学べる大学の学部を探すのです。
たとえば、テレビやネットが好きならメディア社会学、メディア情報学という選択肢もあります。
たとえば、リベラルアーツも選択肢のひとつです。
文部科学省によれば、リベラルアーツとは次のように定義されています。
「専門職業教育としての技術の習得とは異なり、思考力・判断力のための一般的知識の提供や知的能力を発展させることを目標にする教育を指すもの」
わかりやすく言えば、学問の壁を超えて、幅広い分野のことを学べるのがリベラルアーツです。
私立大で言えば、国際基督教大学(ICU)や早稲田大学国際教養学部などが有名です。
他にも、桜美林大学、玉川大学などに「リベラルアーツ学部」があります。
夢がないのは情報不足であることも原因です。
幅広く学んで知識を吸収することで夢は見つかるものです。
将来の夢がないという人はリベラルアーツが学べる大学を選んでおくと、好きなことややりたいことが見つかりやすいでしょう。
住みたいところで大学を選ぶ
大学の立地や生活環境は選択肢のひとつになります。
東京の中心でおしゃれなキャンパスライフを送りたい!
北海道の自然のなかで大学生活を過ごしたい!
自分の住みたいところの大学を選ぶことで、楽しい生活が送れるのであれば、そうした選び方も決して悪くはありません。
まとめ
将来の夢がなくても大学選びはできます。
今すぐ決める必要はありません。
決まったときのために選択肢を広げておくことが重要です。
大事なのはどんな選択をすれば充実した毎日を送れるかを考えること。
毎日が充実していれば、自ずと将来の夢も決まってくるものです。
この記事が参考になればうれしいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。