第94回選抜高校野球大会で4年ぶり4度目の優勝を飾った大阪桐蔭。
大会最多の通算11本塁打という圧倒的な打撃力で優勝しました。

そのあまりの強さから「全国から実力選手を集めれば勝つのは当然」という声が上がっています。

高校野球を巡っては、以前から「県外から部員を集めるのは制限すべき」という批判がありましたが、実際大阪桐蔭はどうなのか?部員の出身中学を調べてみました。

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大阪桐蔭野球部の部員数は全国22位

全国屈指の実力校として知られる大阪桐蔭。
さぞかし部員数が多いのかと思いきや、41名。

2022年選抜高校野球出場校の中では22位です。

ちなみに、部員数のベスト10は、

1位 広島商業   109人
2位 広陵    99人
3位 花巻東    78人
3位 金光大阪   78人
5位 聖光学院   75人
6位 明秀日立   73人
7位 浦和学院   69人
8位 山梨学院   64人
9位 敦賀気比   63人
10位 國學院久我山 60人
10位 倉敷工業   60人

・引用元:高校野球ニュース

大阪桐蔭は決して部員数が多いわけではないのです。

では、大阪桐蔭は県外から優秀な選手を集めているという指摘はどうなのでしょうか?
そこで、レギュラーメンバーの出身中学を調べてみました。

大阪桐蔭野球部員レギュラー9人のうち大阪出身は1人

大阪桐蔭の野球部員レギュラー9人の出身を調べてみました。

背番号 選手 守備 出身
1 別所孝亮 投手 岐阜中濃ボーイズ
2 松尾汐恩 捕手 京田辺ボーイズ
3 丸山一喜 内野手 大東畷ボーイズ
4 星子天真 内野手 熊本泗水ボーイズ
5 伊藤櫂人 内野手 西濃ボーイズ
6 鈴木塁 内野手 瀬戸リトルシニア
7 田井志門 外野手 湖南ボーイズ
8 海老根優大 外野手 京葉ボーイズ
9 谷口勇人 外野手 京田辺ボーイズ

・引用元:球歴.com

大阪出身者は丸山一喜選手(内野手)ただ1人です。

残りの選手は岐阜県2人、京都府2人、愛知県1人、滋賀県1人、千葉県1人、熊本県1人となっています。

その他のベンチ入りメンバーを見ても、大阪出身は3名です。

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レギュラー9人は華々しい球歴の持ち主

大半が県外出身者の大阪桐蔭野球部員ですが、その球歴を調べてみると、実力者であることがわかります。

たとえば、松尾汐恩選手(捕手)、星子天真選手(内野手)、伊藤櫂人選手(内野手)は、世界少年野球大会日本代表。
鈴木塁選手(内野手)はリトルシニア日本選手権大会2019年(ベスト4)、海老根優大選手(外野手)はカル・リプケン12歳以下世界少年野球大会日本代表です。

大阪桐蔭は野球部員をどうやって集めている?

大阪桐蔭はどのようにして野球部員を集めているのか?

西谷浩一監督の力によるものだと言われています。
西谷監督が全国を自らの足で回ってスカウトしているというのです。

ちなみに、監督本人は社会科の教諭でもあり、そんな時間はないとやんわりと否定しているようですが、監督の力で全国から選手が集まってくるのは間違いないようです。

実際に名監督ぶりは疑う余地はなく、西谷監督は甲子園連覇を3度達成という史上初の偉業を達成。

プロ野球にも名選手を送り出しており、中村剛也選手、中田翔選手、平田良介選手、浅村栄斗選手などは西谷監督の教え子です。

人間力の高さも評判で、阪神の藤浪晋太郎投手は「恩師と呼べる人はたくさんいますけど、西谷さん以上の人には出会ったことがない」と言うほど、西谷監督に心酔しています。

まとめ

ということで、大阪桐蔭野球部員の出身中学についてご紹介しました。

確かに県外からの出身者が多いのは事実ですが、部員数が41名というのは予想外に少ないですね。
大阪桐蔭野球部は少数精鋭なのでしょう。

そこに西谷監督の力が加わっているというのが強さの秘密のようです。

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