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台風シーズンになると、

「日本で一番台風が上陸する県はどこ?」

「沖縄が一番多いのでは?」

「九州や四国に台風が多いのはなぜ?」

と気になる人も多いのではないでしょうか。

気象庁の最新統計によると、1951年から2026年第4号までで、台風の上陸回数が最も多い都道府県は鹿児島県の45回です。2位は高知県26回、3位は和歌山県25回となっています。

意外なのは、台風が頻繁に接近するイメージの強い沖縄県が上陸回数ランキングに入っていないことです。

これは気象庁における「上陸」の定義が関係しています。

この記事では、台風の上陸回数が多い都道府県ランキングから、鹿児島県への上陸が多い理由、沖縄県がランキングに入らない理由、台風の「接近」と「上陸」の違いまで分かりやすく解説します。

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台風の上陸回数が多い県ランキング

気象庁が公開している1951年以降の統計では、台風の上陸回数が多い都道府県は次のようになっています。

順位 都道府県 上陸回数
1位 鹿児島県 45回
2位 高知県 26回
3位 和歌山県 25回
4位 静岡県 22回
5位 長崎県 18回
6位 宮崎県 14回
7位 愛知県 12回
8位 千葉県 9回
9位 熊本県 8回
10位 北海道 7回
10位 徳島県 7回

※統計期間は1951年から2026年第4号まで。2026年分は速報値を含み、今後変更される可能性があります。

1位の鹿児島県は45回。

2位の高知県が26回なので、鹿児島県は他県と比べても突出して上陸回数が多いことが分かります。

1位は鹿児島県!台風上陸45回

台風の上陸が最も多いのは鹿児島県です。

1951年から2026年第4号までの上陸数は45回となっています。

鹿児島県といえば、

  • 薩摩半島
  • 大隅半島
  • 九州南部

など、日本の南側に位置しています。

日本へ向かって北上する台風にとって、九州南部は最初に本土へ達しやすい位置にあります。

そのため鹿児島県は、台風の進路によっては「日本最初の上陸地点」になりやすい地域なのです。

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なぜ鹿児島県は台風の上陸が多い?

鹿児島県への上陸が多い理由を理解するには、台風がどのような進路を取るのかを見ると分かりやすくなります。

台風は主に暖かい海上で発生し、周囲の風や太平洋高気圧などの影響を受けながら移動します。

気象庁によると、夏になると台風は太平洋高気圧の周囲を回るように日本方面へ北上するものが増え、9月以降には南海上から放物線を描くように日本付近を通ることが多くなります。

そのとき日本の南西側にある鹿児島県は、台風の進路上に入りやすくなります。

つまり、

台風が南から北上する

九州南部へ近づく

鹿児島県に最初に上陸

というルートになりやすいのです。

2位は高知県

台風上陸回数2位は高知県の26回です。

高知県も台風の影響を受けやすい地域として知られています。

四国の太平洋側に位置するため、日本の南海上から北上してきた台風がそのまま四国へ向かう場合、高知県が上陸地点になることがあります。

特に高知県の室戸岬周辺は太平洋へ大きく突き出しています。

過去の台風記録でも、高知県室戸市付近へ上陸した台風が確認されています。

3位は和歌山県

3位は和歌山県の25回です。

2位の高知県26回との差はわずか1回です。

和歌山県は紀伊半島の太平洋側に位置しています。

台風が四国沖や紀伊半島の南側から北東へ進む場合、和歌山県南部などへ上陸することがあります。

実際、気象庁の記録でも和歌山県南部に上陸した台風があります。

つまり、

鹿児島県
→ 高知県
→ 和歌山県

と、上陸回数上位3県はいずれも日本の南~太平洋側に位置しているのが特徴です。

4位は静岡県

4位は静岡県の22回です。

静岡県は本州の太平洋側に長い海岸線を持っています。

台風が紀伊半島付近から東海地方へ向かったり、本州南岸を北東へ進んだりする場合、静岡県付近へ上陸することがあります。

鹿児島・高知・和歌山と比べると日本列島の東側に位置しますが、それでも全国4位となっています。

5位は長崎県

5位は長崎県の18回です。

長崎県は九州西部に位置しているため、東シナ海側を北上してきた台風の影響を受けやすい地域です。

台風が沖縄周辺から東シナ海を北上し、九州西側へ接近した場合には長崎県へ上陸するケースがあります。

実際、気象庁の過去記録には長崎県西彼杵半島へ上陸した台風も掲載されています。

九州はやっぱり台風上陸が多い?

ランキングを見ると、九州の県がかなり多く入っています。

上位10位までに、

鹿児島県 1位
長崎県 5位
宮崎県 6位
熊本県 9位

が入っています。

九州は日本の南西部に位置しているため、南の海上から日本へ向かって北上する台風の進路上に入りやすい地域です。

特に鹿児島・宮崎など九州南部では、台風が本州へ向かう前に最初の上陸地点となるケースがあります。

四国も台風が多い?

四国では、

高知県 2位・26回

徳島県 10位・7回

がランキングに入っています。

特に高知県は太平洋に直接面しているため、日本の南海上から北上する台風の進路と重なりやすい地域です。

一方、瀬戸内海側の県は太平洋側と比べると台風中心の上陸地点になりにくい傾向があります。

ただし、「上陸回数が少ない=台風被害が少ない」という意味ではありません。

中心が別の県を通っていても、暴風や大雨の影響を受けることは十分あります。

意外!沖縄県がランキングに入っていないのはなぜ?

ランキングを見て、

「沖縄がないのはおかしくない?」

と思った人も多いでしょう。

実際、沖縄・奄美は台風が頻繁に接近する地域です。気象庁では、台風の中心が沖縄県や鹿児島県奄美地方の気象官署等から300km以内に入った場合を「沖縄・奄美に接近した台風」としています。

それでも上陸回数ランキングに沖縄県がないのは、気象庁の「上陸」の定義が理由です。

台風の「上陸」とは?

気象庁では、

台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達した場合

を「日本に上陸した台風」としています。

つまり上陸として集計されるのは、

  • 北海道
  • 本州
  • 四国
  • 九州

です。

そのため台風の中心が沖縄本島を通っても、統計上の「日本への上陸」としてはカウントされません。

沖縄では「上陸」ではなく「通過」

気象庁は、小さい島や半島を横切って短時間で再び海へ出る場合を「通過」としています。

そのため沖縄県では、

「台風○号が沖縄本島を通過」

などと表現されます。

これは、

沖縄に台風が来ない

という意味ではありません。

むしろ台風の「接近」という観点では、沖縄・奄美は非常に影響を受けやすい地域です。

「上陸ランキング」と「台風がよく来る地域ランキング」は同じではないことを覚えておきましょう。

「接近」と「上陸」は何が違う?

気象庁の統計では、「接近」と「上陸」は別々に扱われています。

接近

台風の中心が国内のいずれかの気象官署等から300km以内に入ることです。

上陸

台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線へ達することです。

つまり、

近くを通るだけ
→ 接近

台風中心が本土の海岸線へ達する
→ 上陸

という違いがあります。

上陸回数が少ない県なら安全?

これは非常に重要です。

上陸回数が少ない県だから台風被害が少ないとは限りません。

台風は中心付近だけに雨や風をもたらすわけではありません。

台風の周囲には広い範囲に雨雲や強風域が広がっているため、隣県へ上陸した台風でも大きな被害が発生する可能性があります。

また台風本体から離れた場所でも、暖かく湿った空気の流入や前線の影響によって大雨になることがあります。

「自分の県への上陸数が少ないから大丈夫」と考えず、最新の気象情報を確認することが重要です。

日本には年間何個くらい台風が上陸する?

気象庁による1991~2020年の30年間の平均では、

年間約25個の台風が発生

し、

約12個が日本から300km以内へ接近

し、

約3個が日本へ上陸

しています。

つまり発生した台風すべてが日本へ来るわけではありません。

平均すると、

25個発生

約12個接近

約3個上陸

というイメージです。

台風の上陸が最も多かった年は?

気象庁の統計によると、1951年以降で台風の上陸数が最も多かった年は、

2004年の10個

です。

年間平均が約3個であることを考えると、10個という数字がいかに多かったかが分かります。

一方、上陸が0個だった年もあります。

気象庁の統計では、

  • 2020年
  • 2008年
  • 2000年
  • 1986年
  • 1984年

は年間上陸数0となっています。

台風の発生数が多くても、日本へ上陸するかどうかはその年の気圧配置や進路によって大きく変わります。

2025年の台風上陸数は?

気象庁によると、2025年は台風が27個発生し、日本への接近数は13個、上陸数は3個でした。いずれも平年と大きく離れた数字ではありませんでした。

平年の上陸数も3.0個なので、2025年はちょうど平年並みの上陸数だったことになります。

台風が多いのは何月?

台風は1年中発生する可能性がありますが、日本への接近・上陸が特に多くなるのは夏から秋です。

気象庁によると、台風の発生・接近・上陸はいずれも7月から10月にかけて多くなります。

特に9月以降は、南海上から日本付近へ向かって放物線を描くような進路を取る台風が多くなります。

過去に大きな被害をもたらした室戸台風や伊勢湾台風なども、9月に日本へ影響しました。

なぜ西日本や太平洋側に上陸が多い?

ランキングを見ると、

  • 鹿児島
  • 高知
  • 和歌山
  • 静岡
  • 宮崎

など、南日本や太平洋側の県が目立ちます。

台風は日本の南の海上から北上してくるケースが多いため、南西日本や太平洋側が最初の上陸地点になりやすいことが背景にあります。

イメージすると、

日本の南の海上

鹿児島・宮崎

高知

和歌山

静岡・関東方面

という進路です。

もちろんすべての台風がこのルートを通るわけではありませんが、上位県を見ると台風の典型的な進路との関係が分かります。

海なし県には台風は上陸しない?

「上陸」という言葉の定義から考えると、台風中心が海岸線へ達する必要があります。

そのため、

海に面していない県が最初の上陸地点になることはありません。

たとえば長野県や山梨県、奈良県などには海岸線がありません。

ただし、ほかの県へ上陸した台風がその後内陸県を通過することはあります。

また内陸県でも、

  • 大雨
  • 河川の増水
  • 土砂災害
  • 暴風

など大きな被害が発生する可能性があります。

「上陸しない県=台風の危険がない県」ではありません。

台風は上陸すると弱くなる?

台風は暖かい海から水蒸気を供給されることで発達・維持します。

陸地へ上陸すると海からのエネルギー供給が減り、山や地形による摩擦も受けるため、勢力が弱まる場合があります。

ただし、

上陸した瞬間に安全になるわけではありません。

上陸後も強い風や大雨をもたらす場合があります。

また日本列島を横断して再び海へ出た後、状況によっては勢力を維持しながら進むこともあります。

上陸回数ランキングを見るときの注意点

都道府県別の上陸回数ランキングは興味深い統計ですが、災害リスクをそのまま順位付けしたものではありません。

たとえば、

鹿児島県45回
高知県26回

だから、

「鹿児島県の台風被害は必ず高知県の約2倍」

という意味ではありません。

被害の大きさは、

  • 台風の強さ
  • 進路
  • 移動速度
  • 雨量
  • 高潮
  • 地形
  • 河川
  • 人口や住宅分布

などによって大きく変わります。

ランキングはあくまで「台風中心が海岸線に達した回数」と考えましょう。

台風上陸回数が多い県を一言でいうと?

気象庁の統計を非常に簡単にまとめるなら、

1位 鹿児島県 45回

2位 高知県 26回

3位 和歌山県 25回

です。

特に鹿児島県は突出しています。

日本の南西部にあり、南海上から北上してくる台風の進路上に位置しやすいことが大きな理由と考えられます。

よくある質問

Q. 日本で台風の上陸が一番多い県は?

鹿児島県です。気象庁の1951年から2026年第4号までの統計では45回となっています。

Q. 2位は?

高知県で26回です。

Q. 3位は?

和歌山県で25回です。

Q. 沖縄県は何位?

気象庁の都道府県別上陸数ランキングには入りません。気象庁では台風中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達した場合を「日本に上陸」としているためです。

Q. 沖縄は台風が少ないということ?

いいえ。沖縄・奄美には多くの台風が接近します。「上陸」と「接近」は別の統計です。

Q. 上陸が少ない県なら台風対策は必要ない?

必要です。上陸地点から離れた地域でも、大雨や暴風などの影響を受ける可能性があります。

まとめ|台風の上陸回数1位は鹿児島県

今回は「台風の上陸回数が多い県」について解説しました。

気象庁の統計では、

1位 鹿児島県:45回
2位 高知県:26回
3位 和歌山県:25回
4位 静岡県:22回
5位 長崎県:18回

となっています。

鹿児島県が圧倒的に多い理由の一つは、日本の南西部にあり、南の海上から日本へ北上する台風の進路上に入りやすいことです。

一方、台風が頻繁に来るイメージの強い沖縄県は、上陸数ランキングには登場しません。

これは気象庁が「日本への上陸」を、台風中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線へ達した場合と定義しているためです。

つまり、

「上陸回数が多い県」と「台風がよく接近する県」は別物

ということです。

また、上陸回数が少ない地域でも台風の大雨や暴風、高潮などによる被害が起こる可能性があります。

台風シーズンには過去のランキングだけで判断せず、気象庁が発表する最新の台風情報や警報、暴風域に入る確率などを確認することが大切です。

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