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台風シーズンになると、天気予報の地図に「台風○号」「台風○号」と複数の台風が同時に表示されることがあります。

そんなとき、

「台風って同時に何個まで存在できるの?」

「2個や3個どころか、5個同時に発生することもある?」

「同時に存在できる台風の数に上限はあるの?」

と疑問に思ったことはないでしょうか。

結論からいうと、台風が同時に存在できる数について「最大○個まで」という決められた上限はありません。

条件が整えば、複数の台風が同時に存在することがあります。

ただし、過去の記録を見ると、5個前後の台風が同時に存在するだけでもかなり珍しい状況です。

この記事では、台風は同時に何個まで存在できるのか、過去には何個の台風が同時に存在したことがあるのか、さらに複数の台風が発生すると進路にどのような影響があるのかまでわかりやすく解説します。

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台風は同時に何個まで存在できる?

まず結論として、台風が同時に存在できる個数について気象学的に「○個まで」という固定された上限が設定されているわけではありません。

台風は、北西太平洋や南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速がおよそ17m/s以上になったものです。

それぞれ別の場所で台風が発生する条件が整えば、

台風1個

台風2個

台風3個

と複数の台風が同時に存在できます。

つまり、

「台風は最大3個まで」

「5個以上は発生できない」

というルールはありません。

理論的には、広い海域の複数の場所で条件が整えば、多数の台風が同時に存在する可能性があります。

ただし実際には、台風が発生・発達できる場所や大気の状態には限りがあるため、何個も同時に存在する状況はそれほど頻繁には起こりません。

過去最多は何個の台風が同時に存在した?

では、実際に過去には最大何個の台風が同時に存在したのでしょうか。

日本でよく紹介される有名な記録の一つが、**1960年8月の「5個の台風が同時に存在したケース」**です。

当時、北西太平洋には複数の台風が次々と発生し、一時期に5個の台風が同時に存在する非常に珍しい状態になりました。

天気図に複数の台風が並ぶ様子から、このような状況が話題になることがあります。

ただし、「過去最多」という表現には注意が必要です。

台風の統計は、観測方法や集計基準、同時存在と判断する時刻などによって扱いが変わることがあります。

そのため、ブログなどで紹介する場合は、

「過去には5個の台風が同時に存在した例が知られている」

と表現しておくとよいでしょう。

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5個の台風が同時に存在するのはかなり珍しい

台風シーズンに2個程度の台風が同時に存在することは、それほど珍しいことではありません。

3個の台風が同時に存在するケースもあります。

しかし、

4個

5個

となってくると、一気に珍しい状況になります。

なぜなら、一つの台風が発生するだけでも、

  • 暖かい海
  • 大量の水蒸気
  • 活発な積乱雲
  • 適切な大気の流れ
  • 発達を妨げる強い風が少ないこと

など、さまざまな条件が必要だからです。

広い北西太平洋の複数地点でこうした条件が同時に整い、さらに先に発生した台風が消滅せず残っていなければ、多数の台風が同時に存在する状態にはなりません。

そのため、5個もの台風が同時に存在するのはかなり特殊なケースといえます。

そもそも台風はどこで発生する?

日本で「台風」と呼ばれるのは、主に北西太平洋や南シナ海で発生・発達した熱帯低気圧です。

赤道付近からフィリピンの東、日本の南側などに広がる暖かい海域では、多くの水蒸気が供給されます。

海から蒸発した水蒸気が上昇して積乱雲を作り、その際に放出される熱がエネルギー源となって熱帯低気圧が発達します。

そして最大風速が一定以上になると「台風」と呼ばれるようになります。

北西太平洋は非常に広いため、

「フィリピンの東に台風A」

「日本の南に台風B」

「さらに東の海上に台風C」

というように、離れた場所に複数の台風が存在することが可能なのです。

なぜ台風が同時に何個も発生するの?

複数の台風が同時に存在する理由の一つは、台風が発生しやすい環境が広い範囲に形成されることがあるためです。

特に夏から秋にかけては北西太平洋の海面水温が高くなります。

さらに、大気の状態なども台風の発生に適した状態になると、複数の熱帯低気圧が次々と発生することがあります。

例えば、

1つ目の台風が発生

数日後に別の場所で2つ目が発生

最初の台風がまだ消滅していないうちに3つ目が発生

という状態が続けば、結果的に3個以上の台風が同時に存在することになります。

つまり、「同じ瞬間に全部生まれた」というより、次々と発生した台風の寿命が重なっているケースが多いのです。

台風はどのくらいの期間存在する?

台風の寿命は一つ一つ異なります。

数日程度で勢力を失うものもあれば、長期間にわたって海上を移動する台風もあります。

台風が、

  • 陸地に上陸する
  • 海面水温の低い場所へ移動する
  • 上空の風の影響を受ける
  • 温帯低気圧に変わる

などすると、台風としての勢力を失います。

逆に暖かい海上を長く移動する場合は、比較的長期間にわたって台風として存在することがあります。

台風の寿命が長い年に新しい台風が次々と発生すれば、同時存在する個数も増えやすくなります。

台風が2個あると進路に影響することがある

複数の台風が近い場所に存在すると、お互いの動きに影響を与えることがあります。

そこでよく登場する言葉が**「藤原の効果」**です。

2つ以上の熱帯低気圧が比較的近い距離にある場合、それぞれの台風の風の流れなどが影響し合い、通常とは異なる複雑な動きをすることがあります。

例えば、

  • 互いの周りを回るように動く
  • 一方がもう一方に引き寄せられる
  • 進路が大きく変化する
  • 一方が急速に移動する
  • まとまるような動きをする

などです。

そのため、複数の台風が近くに存在すると、進路予報が難しくなる場合があります。

「藤原の効果」とは?

藤原の効果は、日本の気象学者・藤原咲平によって研究されたことで知られています。

複数の熱帯低気圧が近づいたときに、互いの循環の影響を受けて複雑な動きをする現象です。

「2個の台風があれば必ず藤原の効果が起きる」というわけではありません。

台風同士が大きく離れていれば、それぞれ別の気圧配置の影響を受けて移動します。

距離や台風の勢力、周辺の気圧配置などによって相互作用の程度は変わります。

ニュースで、

「台風同士が影響し合う可能性があります」

「進路予報の不確実性が大きくなっています」

といった説明が出た場合には、このような相互作用が関係していることがあります。

台風が合体することはある?

「台風が2個近づいたら合体して巨大台風になるの?」

と心配になる人もいるでしょう。

実際には、漫画のように2つの台風が単純に合体して「強さが2倍になる」というものではありません。

複数の熱帯低気圧が接近した結果、一方の循環に取り込まれるような形になることなどはあります。

しかし、

台風A+台風B=2倍強い台風

という計算にはなりません。

台風の強さは海面水温や大気の状態、風の環境など多くの要素によって決まります。

そのため「台風が合体したら必ず猛烈に強くなる」と考える必要はありません。

3個の台風が同時に日本へ来ることはある?

理論上は複数の台風が同時期に日本へ影響することもあります。

ただし、3個の台風が同時に日本列島へ上陸するという意味ではありません。

例えば、

台風Aが沖縄付近

台風Bが九州の南

台風Cが日本の東海上

という状況であれば、3つの台風がそれぞれ日本の天候に影響を与える可能性があります。

さらに台風本体が遠くにあっても、暖かく湿った空気が流れ込むことで大雨になるケースがあります。

そのため「台風の中心がどこにあるか」だけではなく、周辺の前線や湿った空気の流れにも注意が必要です。

台風の番号はどうやって決まる?

台風が複数存在すると、

「台風10号より台風11号のほうが先に日本へ来るのはなぜ?」

という疑問も出てきます。

台風の番号は基本的に、その年に台風として発生した順番につけられます。

例えば、

1番目に発生 → 台風1号

2番目に発生 → 台風2号

10番目に発生 → 台風10号

となります。

番号は強さや日本への接近順を表しているわけではありません。

後から発生した台風のほうが速く移動すれば、先に発生した台風を追い越すように日本へ近づく場合もあります。

そのため「番号が小さい台風から順番に日本へ来る」とは限りません。

熱帯低気圧まで含めたらもっと多くなることも

天気図を見ると、

「台風が3個あるうえに熱帯低気圧も2個ある」

といった状況になることがあります。

これは珍しくありません。

台風になる前の熱帯低気圧や、台風から勢力が弱まった熱帯低気圧が周辺に存在することがあるからです。

つまり、台風だけを数えると3個でも、熱帯低気圧まで含めれば5個以上の低気圧性の渦が熱帯海域に存在しているケースも考えられます。

その中の熱帯低気圧が発達すれば、新しい台風になる可能性があります。

台風シーズンに「さらに新たな台風が発生する可能性」というニュースが続くのは、このためです。

台風が多い年は同時発生も増える?

年間の台風発生数が多ければ、複数の台風が同時に存在するチャンスも増えます。

しかし、

年間発生数が多い=必ず同時にたくさん存在する

わけではありません。

例えば30個の台風が発生したとしても、それぞれが十分に間隔を空けて発生すれば、同時に存在する数は少なくなります。

反対に、年間発生数が平年並みでも、短期間に発生が集中すれば3個、4個と同時に存在することがあります。

重要なのは年間の総数よりも、発生するタイミングと台風の寿命なのです。

台風が何個もあると日本への危険性も倍になる?

台風の数が2倍だから危険性も単純に2倍、というわけではありません。

重要なのは、

  • 台風の勢力
  • 台風の大きさ
  • 進路
  • 移動速度
  • 日本との距離
  • 前線の位置
  • 周辺の湿った空気

などです。

非常に強い台風が1個接近するほうが、遠く離れた弱い台風が3個存在するより大きな影響を及ぼすこともあります。

そのため天気予報を見る際は「台風が何個あるか」だけで判断せず、自分が住んでいる地域へどのような影響が予想されているのかを確認することが大切です。

まとめ|台風が同時に存在できる数に決まった上限はない

台風が同時に何個まで存在できるのかという疑問について、「最大○個」という決められた上限はありません。

北西太平洋の複数の場所で台風が発生する条件が整い、先に発生した台風が残っていれば、2個、3個、4個と同時に存在できます。

過去には、5個の台風が同時に存在した例も知られています。

ただし、4~5個もの台風が同時に存在するのは珍しい状況です。

また、複数の台風が近づくと「藤原の効果」によって互いの動きに影響を与え、進路が複雑になる場合があります。

覚えておきたいポイントは、

「台風に同時存在数の決まった上限はない」

「過去には5個が同時に存在した例がある」

「複数の台風が近いと互いの進路に影響することがある」

という3点です。

台風が複数発生しているときは、単純に個数だけを見るのではなく、それぞれの進路や勢力、前線との位置関係など、最新の気象情報を確認するようにしましょう。

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