精神障害者を説得して医療につなぐ日本初の「精神障害者移送サービス」を行う押川剛さん。
5月16日放送の「NNNドキュメント」で取り上げられました。

26年に渡り孤立する患者や家族を支えてきた押川さん。
そこで、その人物プロフィールと活動を記事にしました。

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押川剛さんのプロフィール

押川剛さんは1968(昭和43)年生まれ。
福岡県北九州市出身。
母子家庭で、近くに住む叔父が父親代わりだったといいます。

当時から法律関係の書物を読むのが好きで、不良たちの相談にも乗っていたそうです。

専修大学中退した押川さんは1992(平成4)年、23歳の時にトキワ警備(現・トキワ精神保健事務所)を創業。
1996年に精神障害者移送サービスを始めました。

薬物依存、家庭内暴力、長期の引きこもりなどに苦しむ人たちを医療機関につなげ、これまでに1000人を超える患者を移送してきました。

押川さんはジャーナリストとしても活動し、様々な書籍を出版しています。
なかでもコミック化された『「子供を殺してください」という親たち』はシリーズ11巻で120万部を突破する大ベストセラーとなっています。

押川剛さんの説得術

押川さんは精神を病んだ人たちをどのように説得して、医療機関に移送するのでしょうか?

説得というと、「ロジカルな会話で相手を納得させて、行動をとらせる」といったイメージがありますが、ご本人によれば、違うといいます。

押川さんによれば、「説得」とは、「命を守る」「人間関係をつくる」ということに尽きるのだといいます。

「あなた、このままじゃダメだよ」「命の危険があるよ」と、トコトン説得する。
そして、時には患者本人や家族を本気で叱りつける。

説得中に「警察を呼びますよ」と言われることもよくあるといいます。

自分が悪者になることで人間関係を築くのが、押川さんの説得術なのです。

・出典:押川剛公式ブログ

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押川剛さんへ寄せられる相談

現在、押川さんにかかってくる電話の相談は、

「このままでは子どもを殺すかもしれない」
「このままでは子どもに殺されるかもしれない」

というものが大半だといいます。

そんなときはまずは「殺すな!!」と説得。
「精神疾患になるのは何も悪いことじゃない」と、患者や家族に寄り添い、医療機関につなげるのだといいます。

そして、退院後は彼らがグループホームなど地域社会で生活できるよう見守り、自治体で雇用・育成できるようにする。

自治体が、親からも見放された子どもたちの「親」になるのが、押川さんの願いだといいます。

押川剛さんのまとめ

日本初の「精神障害者移送サービス」を起ち上げ、説得屋として医療期間と橋渡しする押川さん。

孤立する患者と家族が一人でも多く救われることを切に願いたいと思います。

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