霊柩車最近街中で霊柩車を見なくなったと思ったことはありませんか?
実はこれには理由がありました。

この記事では霊柩車が消えた理由を解説したいと思います。

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霊柩車を見なくなった理由

霊柩車を見なくなったのは霊柩車がいなくなったからではありません。
実は、私たちが霊柩車と気づいていないだけなのです。

霊柩車といえば、思い浮かぶのが宮型のタイプで、かつては70%以上の割合を占めていました。

では、なぜ見なくなったのか?

周辺住民の配慮

宮型霊柩車の場合、一目見ただけでご遺体を運んでいることが分かってしまい、見た人は死を連想させてしまいます。そのため、周辺住民に嫌われないよう配慮しているのです。

こうしたことから、自治体によっては宮型霊柩車を乗り入れ禁止しているになっている火葬場もあります。

葬儀費用の減少

葬儀にお金をかける人が減ったことも理由のひとつです。

霊柩車は2,000万円以上すると言われ、レンタル費用も高額です。
また、メンテナンスにもお金がかかるため、維持費がバカにならないのです。

ちなみに、霊柩車の宮型の部分は職人の手彫りで作られますが、職人が減っているという事情もあります。

葬儀スタイルの変化

かつては自宅で葬儀が行われていましたが、最近はセレモニーホールや斎場で行うことが増えています。
これらの施設は、火葬場が隣接していることが多いため、霊柩車を使う必要なくなってきているのです。

安全基準の厳格化

国土交通省は自動車の安全基準を厳格化する方針を示しています。
霊柩車は突起物が多いため、厳しい法規制をクリアするのが難しくなっているというのも理由のひとつです。

最近の霊柩車事情

宮型の霊柩車に代わって最近増えているのが、宮型霊柩車に代わっているのがクラウンやセンチュリーなどの高級車です。
これらの車は、外見では霊柩車だとは分からないことです。

また、バンタイプの車両も増えています
バンタイプの車両は、病院から自宅や葬儀場に棺を搬送するために使われてきました。

搬送用の車は目立たないうえ、費用も宮型の5分の1くらいで済みます。
また、搬送用とセレモニー用の2台を用意しないでいいため、選ぶ人が増えているようです。

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霊柩車を見なくなったのまとめ

霊柩車を見なくなったのは現代の葬儀事情が関係しているようです。
実際は霊柩車は走っているのですが、気づかないだけです。

最近は家族葬だけで済ませる人も増えていますから、セレモニー色の強い霊柩車はどんどんなくなっていくんでしょうね。

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