ふぐの刺身って美味しいですよね!私は大好きです!
ところで…みなさんは「ふぐ刺し」と「てっさ」の違いって分かりますか?
ふぐ刺しはふぐの刺身ですが…てっさも確か刺身なのですよね…
「てっさって何??」
今回はふぐ刺しとてっさの違いについてご紹介したいと思います。
正しい食べ方についてもお伝えしますので、最後までお付き合い下さい。
ふぐ刺しとてっさの違い
ふぐ刺しとてっさは同じものです。
「てっさ」と呼ぶのは主に関西地方です。
もちろん調理方法に違いもありません。
関西地方ではふぐの刺身をてっさと呼び親しまれているようです。
では、なぜ「てっさ」なの?
さかのぼること豊臣秀吉時代にはふぐは盛んに食べられていました。
ところが、秀吉はふぐを食べるのを全面的に禁止してしまったのです。
しかし、庶民は密かにふぐを食べていたのです。
てっさの語源と食の歴史
「てっさ」の語源や由来は何でしょうか?
日本では古くからたべられていたふぐ。
しかし、安土桃山時代には、ふぐの「毒」による大量の死者が出てしまい、豊臣秀吉がふぐを食べるのを禁止しました。
以来、日本では何と250年もの間ふぐを食べることを禁止されたのです。
ようやく解禁されたのは明治22年と言われています。
しかし、庶民は美味しいふぐを食べたくて、コッソリ食べていました。
禁止されているため、みんなふぐのことを隠語で呼んでいたのです。
ふぐは隠語で「鉄砲(てっぽう)」と言われていました。
ふぐ毒に当たり死ぬ=鉄砲の玉に当たり死ぬ。
ふぐの刺身=てっぽう=てっさとなったのです。
ふぐ刺し(てっさ)の正しい食べ方
ふぐ刺しの正しい食べ方をご紹介しますね。
ふぐ刺しはお皿に美しく盛りつけられています。
見た目が「お花」のようなことから「菊盛り」や「牡丹盛り」などと言われています。
実に芸術的な盛りつけですよね。
食べるときは、お皿の外側から円を描くように少しずつお皿を回転させます。
ふぐ刺しを真ん中からいきなり取って食べるのはマナー違反です。
真ん中は「上」とされていてお箸でいきなり上を取るのはNGです!
ふぐの刺身は外側から取り。薬味のネギなどと一緒にポン酢で食べるのが基本です。
まとめ
今回はふぐ刺しとてっさの違いについてなどご紹介しました。
名前の由来が鉄砲にあったというのを知らなかった人も多いのでは?
禁止されてもやはり食べたい…まさにふぐの魅力ですね。
こうして記事を書いていたら、無性にふぐの刺身が食べたくなりました(笑)。
ふぐの鍋、ふぐの唐揚げと調理方法はありますが、やっぱり刺身ですよね!
シンプルだけど美味しい。
しかも、見た目が美しい。半透明な身がお皿に盛りつけられている様は芸術的ですよね。
ふぐの身のプリっとした食感がなんとも美味しいですよね!
日本酒と一緒にふぐ刺し・・・。
考えただけでもたまりません。