事故現場のニュースでよく使われる現場検証。ですが、刑事ドラマや医療ドラマでは、現場検証という言葉の他に、実況見分という言葉が出てきてあれ……と引っかかった方はいませんか?

現場検証と実況見分。同じような意味で区別のつきにくい、この二つの単語。

今回の記事では、この二つの単語について解説していこうと思います!

それでは、早速チェックしていきましょう~!

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現場検証とは?

まず、よくニュースでよく耳にする現場検証。

漢字からで、なんとなく想像がつくと思いますが、要は事故現場の検証をすることです。

今回は違いの説明ということで、さらに細かく説明していきますね。
まず、警察が現場検証をするのは、事件現場などです。

ここでは、容疑者・被害者・目撃者の供述を補強する目的も含めて行われます。

盗難事件を例に挙げてみますね。

警察が被害にあった家に入って、指紋や盗品物を調べます。
この時、被害者に話を聞きながら捜査することで、当時の状況や被害者が自作自演してないかなどを調べることができるわけです。

また、現場検証の大きな特徴としては強制力があります。
なぜなら、この強制力を裁判官が発令しているからです。

そのため、現場検証を拒否しようものなら、警察が逮捕などの権力を行使できるのです。

ちなみにですが、現場検証の場合には、裁判官は検証許可状というのを発付します。
つまり、これが強制捜査をすることができる証明になるわけですね。

そのため、現場検証をするのは、規模が大きい事件だったりします。

まとめると、現場検証とは、法的に認められた強制力のある捜査ということになります。

実況見分とは?

では次に実況見分です。

実況見分なのですが、実はこれ、現場検証と意味がほぼ同じなんですよね……。

実況見分も現場検証と同様に、警察が事件の起きた現場に行って捜査をします。
これは、現場検証と同じように、交通事故・盗難事故等、全て一緒です。

そのため、言葉の意味だけでみるなら現場検証と実況見分は同じなんです。

なお、実況見分の大きな特徴としては、捜査に強制力がないことです。
つまり、これらの捜査が任意で行われるというわけです。

例えば、盗難事件が起きた現場を警察が調べる際、被害者の同意や要請があるので、現場検証ではなく、実況見分という扱いになります。

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現場検証と実況見分の違い

現場検証と実況見分、それぞれについて説明させていただきました。

簡単にまとめると、この二つは現場の検証をするのに、強制力があるか、ないかというわけです。

専門的な言葉で言いかえるのなら、裁判官が発付した検証許可状があるか、ないのかというわけです。

そのため、実況見分は任意のため、警察による捜査を拒否することができますが、現場検証は捜査の拒否をすることができません。

なお、テレビでよく使われる現場検証というのは、現場検証という名の実況見分という意味で使われていることがあります。表記にすること、現場検証(実況見分)となります。

だからこそ、この二つの言葉がごっちゃになってしまうわけなんですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

以上が、現場検証と実況見分の違いについてでした。似た意味を持つこの二つの言葉。
ですが、実はこの二つの言葉は意味が同じでも、大きな違いがあったわけですね。

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