「越える」と「超える」は、どちらも「こえる」と読みますが、使い分けには注意が必要です。
そこで、それぞれの言葉の意味や使い分け方をご紹介します。
「越える」とは？
「越える」は、物理的な障害物や境界、時間などを通り過ぎて向こう側へ行くことを表します。
例えば、「山を越える」「年を越える」などの表現に使われます。
また、ある時期や状況を乗り越えるという意味でも用いられます。
「超える」とは？
「超える」は、基準や数量、範囲、限度などを上回ることを指します。
例えば、「記録を超える」「予算を超える」などの場合に使います。
また、地位や段階などの順序を飛ばして先に進むことや、抜きん出ることを表す際にも使用されます。
「越える」と「超える」の使い分けのポイント
• 「越える」は、物理的なものや時間の境界を通り過ぎる場合に使います。
• 「超える」は、数量や基準などの抽象的なものを上回る場合に使います。
「越える」と「超える」の例文で見る使い分け
• 越える：「この川を越えると、目的地に着きます。」
• 超える：「彼の成績はクラス平均を超える。」
「越える」と「超える」のまとめ
「越える」と「超える」は似ているようで異なる意味を持つ言葉です。
正しい文脈で適切な言葉を選ぶことが大切です。しっかりと覚えておきましょう。
