最重要国家機密の一つである潜水艦。

外から見るとかなり大きな潜水艦ですが、館内はとても狭く、乗員は過酷な生活を送っています。
魚雷の隣で寝ることもあるんだとか…。

航海期間は、数か月にも及ぶこともあるため、体力はもちろんのこと、忍耐力と精神力も強くないといけません。

長期間、狭い艦内で共同生活ができるかどうかということはとても重要なことです。
精神的な負担が大きい潜水艦の乗員は、かっこいい!やってみたい!からといってなれるものではなく、とても厳しい適性検査に合格しないといけません。

そんな厳しい適性検査を通過した乗員の潜水艦での生活や、仕事内容はどのようなものなのでしょうか?

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潜水艦での食事と風呂

乗員の唯一の楽しみは食事。
陸空海の自衛隊の中でも潜水艦の食事の予算が一番高く、狭い艦内で何日も過ごしストレスが溜まりやすい乗員のために、食事には気を使われています。

長期の航海でも飽きないようメニューは豊富です。
一日の食事は(朝食)午前6時~、(昼食)午後12時~、(中間食)午後6時~、(夕食)午前0時~の4回。

ご存じな方も多いと思いますが、金曜日はカレーです!
長期間の艦内での生活でも曜日感覚を失わないよう、金曜日のお昼はカレーと決まっています。

密閉空間である潜水艦内の酸素は貴重なもの。
酸素の消費を抑えるために、火ではなく、すべて電気で調理をします。

また潜水艦で貴重なものといえば、水。
水も限られているので節水につとめなければいけません。
そのため、シャワーは数日に一回。

潜水中は音を出してもいい時間が限られています。
そのため短い時間ですぐに出ないと全員にシャワーがまわらないので、頭と体を同時に洗い流し、3分ほどで出てくるのだそうです。

潜水艦の乗組員の仕事

日本の沿岸防備と海上交通を安全に守る潜水艦。
そんな潜水艦の乗組員の、艦内での仕事はというと…

魚雷員

砲撃の武器魚雷の発射や整備を行う。

ディーゼル員

潜水艦の動力であるエンジンの運転・整備行う。

電機員

潜水艦の推進力である電気モーター・電池の保守設備・モーター出力のコントロールを行う。

衛生員

隊員の健康管理や衛生器具の管理を行う。

給養員

潜水艦の乗員が最も楽しみにしている美味しい食事を作る。
他にも、艦を安全に航海するための航海員、通信員、電測員などがいます。

航海中は、3時間勤務→6時間休憩→3時間勤務→6時間休憩の18時間サイクルが一般的です。

ただこの休憩時間内でも睡眠や食事以外に、勉強やメンテナンス作業、訓練などを行っており、実際にゆっくり休める時間は少ないのだとか。

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潜水艦の乗組員の階級と給料

階級は16階級あり、大きく分けて幹部・曹・士の3つです。

・将官…海上幕僚長・海将・海将補
・左官…3~1等海佐
・尉官…3~1等海尉

この3等海尉以上が幹部になり、部隊を指揮する立場です。

・准海尉
・曹…3~1等海曹・海曹長
・士…2~1等海士・海士長

基本給は、俸給表によって計算され、勤続年数と階級によって異なるのですが、潜水艦の乗組員は俸給月額の45%と、かなり高額な乗組手当が加算されます。

例えば3海曹の30号棒だったとした場合。
俸給月額253,100円。
これに (俸給月額の45%) 乗組手当113,995円がプラスされるということになります。

まとめ

いくら厳しい適性検査を通過した隊員とはいっても、いくら高額な手当が付くからと言っても…密閉された空間、窓もない、外の景色など見ることもできない、尚且つ狭い居住。
過酷な生活を送るということには変わりはなく、計り知れない大変さがあると思います。

普通の人なら、潜水艦生活を一日過ごすだけでも気持ちが滅入ってしまうのではないでしょうか。

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