近年急速に結婚しない男性が増えています。

厚生労働省の調べによれば、50歳の時点で一度も結婚したことがない男性は26.7%(2020年)。
4人に1人が独身であることがわかりました。

・出典:厚生労働省ホームページ

1990年の調査では、5.6%だったことを考えると、およそ5倍の増加です。

そんな中、興味深いのは、ネットで「一生独身男」と検索すると「ずるい」という関連キーワードが出てくること。

これは「一生独身男 ずるい」というワードで検索する人が多いからですが、なぜ一生独身男はずるいと考える人が多いのか?

その理由を探ってみました。

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一生独身男はずるいと言われる理由

なぜ一生独身男はずるいのか?
この「ずるい」が意味するところは「うらやましい」です。

では、どんなところがうらやましいのでしょうか?

自由にお金を使える

独身であれば、稼いだお金すべてが自分で使えます。

好きな物を買って食べて、やりたいことを自由にやれる。
誰にも文句は言われません。

一方、既婚男性は家族を養うためのお金が必要です。
子どもの教育費もバカになりません。

そういった既婚者から見ると、独身者は「ずるい」ということになるのです。

自由に時間を使える

既婚男性は妻や子どもなど家族のために使う時間が多くなります。

しかし、独身であれば、お金だけでなく時間もすべて自分のために使うことができます。

好きな場所で暮らせる

独身の場合、住まいは自由に選べます。
一人暮らしなので、広い家は必要なく、家族のために高額なローンを組んでマイホームを購入する必要もありません。

夫婦関係のストレスがない

夫婦といえども所詮は他人。
一緒に暮らしていれば喧嘩をすることもあります。

関係が悪化すると、ストレスが溜まり、心身に不調をきたすことになりかねません。

独身者はこうしたストレスを受けることはありません。

親戚・近所づきあいの煩わしさがない

結婚していると、妻の両親、親族などとの付き合いが生じます。
また、子どもがいれば近所づきあいも必要となります。

しかし、独身であれば、煩わしい付き合いは必要なく、好きな友人とだけ付き合うことができます。

自分のことは自分で決められる

仕事を辞めたい、転職したいと思ったとき、家族がいると自分だけでは決められません。
妻や子どもの了解を得る必要があり、自分だけで決定することはできません。

しかし、独身ならば誰にも気兼ねなく、自分のことは自分で決められます。
仕事に専念することもできるし、趣味に没頭することもできます。

以上が一生独身男がずるいと思われる理由ですが、もちろん独身でいることのデメリットはあります。

一生独身男のデメリット

既婚男性から見れば、羨ましいことが多い独身生活ですが、実際独身者はどう考えているのでしょうか?
そこで、独身であることのデメリットをまとめてみました。

健康への不安

50代の独身者が一番不安を感じているのは健康問題です。
病気になった場合、世話をしてくれる人はいません。

そのためよけいに心身に不調をきたすことになりかねません。

子どもが持てない

多くの男性には自分の子孫を残したいという願望があります。

子どもが欲しければパートナーが必要です。
結婚しなくても養子縁組で子どもを持つこと可能ですが、男性の場合は1人で子育てするのはかなり困難です。

老後の孤独

若いうちは1人暮らしは自由で楽しいですが、年と共に孤独を感じることが増えていきます。
一緒に遊んでいた人も付き合ってくれなくなり、1人っきりで過ごす時間が多くなります。

その結果、孤独感が募り、結婚しなかったことを後悔することになるのです。

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一生独身男のまとめ

既婚者が「一生独身男はずるい」と思うのは、「うらやましい」という気持ちがあるからですが、これは裏返せば結婚生活に不満を持っている人が多いからだと言えそうです。

一方、独身男も望んで1人でいる人ばかりではありません。
結婚したくてもできないという男性もいます。

結局のところ、隣の芝生は青く見えるということなんでしょうね。

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