カップ麺といえば、お湯を入れて待つこと3分!
カップヌードルのTwitter公式アカウントが以下のようなツイートをして話題になっています。
「タイマーがないから3分を測れない…」
そんな時は「シーフードヌードル」と180回言ってみてください。
だいたい3分になります。 pic.twitter.com/06v1UsunMc— カップヌードル (@cupnoodle_jp) August 9, 2022
これにはいろんな声が寄せられました。
「よくぞ思いつき実行した。日清のそういうところが好き」
「180回数えてる途中で分からなくなりそう」
「普通に秒数で数えればいい」
「バカバカしいと思いながらもやってみたら、52回目でベロを噛んだ」
「ひつじが一匹、ひつじが二匹で、180匹数えるのでも可」
そもそもカップ麵の待ち時間はなぜ3分なのか?
実は、そこにはちゃんとした理由がある事を知ってましたか?
そこで、カップ麺の待ち時間が3分である理由を解説したいと思います。
3分は「食べたい」気持ちが一番高まる時間
カップ麺が熱湯を入れて3分待たないと食べられないのは、ません。麺がほぐれるための時間だと思われがちですが、そうではありません。
技術的には1分で食べられるカップラーメンが作れます。
実際、過去には1分でできるカップラーメンが発売されたことがありましたが、不人気で製造中止になったそうです。
では、なぜ3分なのか?
理由は食べたいという気持ちを焦らすため。
1分だと早すぎて食べたい気持ちが高まりきれませんが、3分だとは、「早く食べたい」という気持ちが最大になるからです。
つまり、空腹は最高の調味料という人間心理を活かした調理技術なのです。
チキンラーメンの生みの親である、日清食品創業者の安藤百福(あんどうももふく)氏も「3分間待たされることで、人はさらにお腹が減る」と言っています。
1分だとは早すぎて「よし、食べるぞ!」という気持ちが盛り上がりません。
だからと言って、5分では長すぎてイライラします。
3分は焦らされる時間としてはうってつけだという訳なのです。
カップ麺が揚げられている理由
カップ麺は揚げられた麵が容器に入っていますが、なぜ油で揚げられているのか?
理由は麵の水分を飛ばし、保存ができるようにするためです。
また、麺のアルファ化が促進され、「お湯をかけて3分で食べられる」ようになります。
ちなみに、アルファ化とは、でんぷんを人間が消化できるようにすること。
麵の主原料成分の約7割はでんぷんであるため、蒸気の熱によって胃で消化できる状態にするのです。
カップ麺が縮れている理由
カップ麺はなぜ縮れているのでしょうか。
理由は均等に挙げるため。
麺をそのまま揚げると麺同士がくっつき、揚げ上がりにムラができてしまいます。
しかし、麺を縮れさせれば、隙間ができるため、均等に揚げられるのです。
カップ麺の待ち時間3分のまとめ
ということで、カップ麺の待ち時間が3分である理由をご紹介しました。
技術的には1分で食べられるカップ麵が作れますが、おいしく食べてもらうために3分間にしているという訳です。
確かに焦らされると、食欲が増しますからね。