リブロース、サーロイン 、ヒレは、美味しい牛ステーキ肉の呼び名です。
ですが、名前を聞いたことがあっても、牛のどの部分なのかについては、わからないという人は多いのではないでしょうか。
リブロースとサーロインは、牛の中央部分の背中側にあり、ヒレ肉の位置を中心に取り囲む形になっています。
的確にその部位をしっかり言える人は意外と少ないと思います。
背中の場所は動かさないのでほどよい霜降りになり、赤身が柔らかい特徴があります。
総称のロースとは、ロースト（焼く）に由来があり、焼くのに適した肉という意味をもっています。
似ているようで少し違うリブロース、サーロイン 、ヒレの位置を図解します。
Contents
ステーキ肉の場所による呼び名
各部位の呼び名を紹介しますね。
・リブロースは、ロインのなかで肩寄り
・サーロインはリブロースの隣で腰に近い
・ヒレはサーロインの下で脊髄下部
では、それぞれの部位について、詳しく説召します。
リブロースとは？
リブロースとは、肩ロースとサーロインの中間にある位置の肉をさします。
ロースに分類される場所の中で最も霜降りになりやすいのがリブロースです。
ジューシーで口当たりがいいのが人気です。
リブロースはサーロインと並んで希少価値が高い部位で、牛一頭からわずか20kgしかとれません。
ステーキだけでなくすき焼きやしゃぶしゃぶに用いたりローストビーフにしたりしても美味しく食べられます。
リブロースには別名があります。以下のように呼ばれる時があります。
・リブロイン
・リブアイロール
・キューブロール
この呼び方は海外での名称で、日本ではリブロース以外の名称で呼ばれることはほぼありません。
海外でリブロースと言っても通じませんのでレストランなどでオーダーの際には３つの名称を覚えておきましょう。
サーロインとは？
サーロインは、高級肉としても知られています。
牛の背中の中央部にあります。
牛の背骨に乗っているだけの筋肉で、きめ細かい霜降りが特徴です。
赤身との間にあり、脂肪が適度に入り込んでジューシーな甘みが感じられる食感です。
上質な霜降りを持ったサーロインは、脂の部分が人の体温だけで溶けてしまいます。
これが一口食べただけで一瞬で溶ける食感の正体です。
サーロインの選び方を知っているだけで、食感や旨味が異なります。
サーロインにも種類がさまざまあります。
美味しいサーロインの見分け方についてご紹介します。
購入するときの参考にしてみてください。
美味しいサーロインの見分け方
サーロインの見た目は、かなり重要なポイントです。
見た目で判断するときのポイントは、以下の3つです。
・赤い液体が出ていないか
・色はくすんでいないか
・脂にツヤがあるか
ヒレとは？
「ヒレ」の特徴は以下の通りです。
脂が少ない赤身肉
モモや肩(ウデ)とならび、「ヒレ」は牛肉の赤身肉となります。
脂が少ないため、牛肉をさっぱりと食べたい方におすすめ。年齢を問わず、カロリーが気になる方にも、楽しんで頂くことができます。
柔らかい肉質
「ヒレ」の最大の特徴はお肉の柔らかさ。
赤身肉は運動が比較的多い肩やモモといったお肉となるため、少し硬い傾向がありますが、「ヒレ」は赤身にも関わらず柔らかいのが特徴となります。
その中でも神戸牛、仙台牛といったA5ランクのブランド和牛、黒毛和牛はとろけるような柔らかさを楽しむことができます。
希少部位のため値段が高い
赤身なのに、柔らかいお肉ということで「ヒレ」は人気です。
ですが、一番のデメリットはその値段。
一頭の牛からとることができる量が限られていることもあり、代表的なステーキ肉として利用されるサーロインに比べても、約1.5倍のお値段となっています。
さらに「ヒレ」のなかでも希少部位のシャトーブリアンは、約2.5倍のお値段となっています。
リブロース、サーロイン 、ヒレの違い
「リブロース」「サーロイン」「ヒレ」は、牛肉のステーキなどに用いられる部位の名称です。
「リブロース」と「サーロイン」は牛の背側にある「ロース」に含まれ、隣り合っています。
共に高級な部位と呼ばれ、「リブロース」は霜降りが多くすき焼きやステーキに、「サーロイン」は柔らかく適度な脂が付いてステーキやソテーに適しています。
「ヒレ」は、牛肉や豚肉の腹部にある柔らかく赤身の多い部位です。
味わいはさっぱりしており、「ヒレ」は主にカツやステーキに用いられています。
味と値段の比較
サーロインステーキとヒレは、脂多めのリブロースと比べてカロリーも少なく、赤みが赤身の部分が多いです。
リブロースにはおおよそ100グラム（3.5オンス）でサーロインが243カロリーと比べますと、50kcal ほどサーロインステーキの方がカロリーとしては低くなります。
全体の栄養素からみてもヒレとサーロインはあまり大差がありませんね。
一方、脂質の観点からみるとリブステーキが一番多いですが、コレストロールを気をつけている方はリブロースが比較的少なめです。
では、値段を見ていきましょう。
3種類ステーキのお値段はお値段がお手頃な部位からまとめて見ます。
第3位 サーロイン
第2位 リブロース
第1位 ヒレ
予想はしていましたが、いちばん値段が高いのはヒレでした！
やはりサーロインの中でも一部分しかとれないヒレの部位なのです。
高いのも仕方がないかな・・・と思います。
筋がまったくなくとってもヘルシーでお肉の味がつまっている部位です。
まとめ
美味しいステーキ、3つを比べてみました。
ステーキ名称、リブロースステーキ、サーロインステーキヒレステーキの3種類です。
皆さんはどちらがお好きでしょうか？
ダイエット中の方には ヒレ肉かサーロインステーキがおすすめで、美味しくお肉を楽しみたい方は、少し脂身のあるお肉を楽しみたいください。
柔らかめの脂身が入ったステーキのリブロースステーキは、お子様やお年寄り向きです。
しかし、お肉は焼き加減によってだいぶ変わってきますので、お好みの焼き加減で食べたい方は、ぜひテイクアウトせずにレストランの中で焼きあがったらすぐに召し上がってください。
