人の体に必要な栄養素であり、疲労の回復効果があると聞くビタミンBですが、どんな食材に多く含まれているのでしょうか?
実は身体の疲労とビタミンBには密接な関係があるのでしょうか?
今回はそんなビタミンBの持つ効果と、効率よく摂取できる食材について解説します。
ビタミンBが不足するとどうなるの?
ビタミンBが体内に不足すると、疲労の原因になります。
「疲れがなかなか取れない」「朝が辛い」などの慢性的な疲労の症状を抱えている方は、ビタミンBが不足しているかもしれません。
ビタミンBにはエネルギー代謝を高め、疲労感を解消する効果があり、効果的に摂取することで慢性的な疲労感の解消に繋がることが期待できます。
ビタミンBには種類があり、それらをまとめてビタミンB群と呼びます。
ビタミンB群にはビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンなど、多くのビタミンがあります。
ビタミンB1には炭水化物からエネルギーを作る効果もあり、疲労に悩む方には積極的に摂取してもらいたいビタミンの1つです。
ビタミンBが多く含まれる食べ物はなに?
ビタミンBを多く含む食べ物でオススメするのは豚肉です。
豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれており、豚肉100gあたり1mgのビタミンB1を含んでいます。
成人男性のビタミンB1の推奨摂取量は1.4mgとなっていますので、豚肉100gで1日に必要なビタミンB1のほとんどを摂取することができます。
他にもウナギがビタミンB1の摂取に適していると言われています。
日本では古くから土用の丑の日にウナギを食べる習慣がありますが、ウナギ100gに保有されているビタミンB1は0.75mgと豊富で、疲労を回復効果が期待できます。
小麦粉にも豚肉やウナギ程ではないですが、ビタミンB1が含まれており、100gあたり0.49mgのビタミンB1が含まれています。
ウナギと比較しても小麦粉は、日常の調理に使用する機会も多いと思われますので、小麦粉でのビタミンB1摂取は非常にオススメできます。
1日にどれくらいの量を食べればいいの?
成人している男女で必要なビタミンB1の量は変わります。成人男性に推奨される摂取量は1.4mg 成人女性は1.1mgとなっています。
年齢を追うごとに推奨される摂取量は減少し、50歳以上の方は1日に1mg以上のビタミンB1を摂取することを目標にするといいでしょう。
ビタミンBは水溶性ビタミンであるため、必要以上に摂取しても、尿として排泄されるため、1度に多く摂取するのではなく、毎日適した量を摂取することが重要です。
まとめ
人の体に必要な栄養素であるビタミンBについて解説してきました。
体の疲労とビタミンBには密接な関係があり、日頃から疲労に悩んでいる方や、夏バテの疲労に悩む方にも、積極的にビタミンBを摂取して欲しいです。
毎日コンスタントにビタミンBを摂取して、疲労の溜まらない体作りを目指しましょう。