「ポツンと一軒家」というテレビ番組が人気ですね。
信じられないような山奥に住む人を探して会いに行くというものです。
この番組を観ていてふと疑問に思ったのが、
郵便物や宅配便はちゃんと届くのか?
そこで、調べてみました。
ポツンと一軒家でも郵便は届く?
郵便物は人が住んでいる場所であれば、どんな山奥でも届くと思われがちですが、実際は違うようです。
結論から言うと、
配達されない地域はあります。
日本郵便では内国郵便約款第79条で配達不能地域を定めていて、以下のように規定しています。
「特に交通困難、または経営上利益を得ることが困難であるため周年又は一定期間内通常の方法により郵便物を配達することができない地域として当社が別に定めるもの」
このように、経営上利益を得られない地域への配達はしないとしているのです。
したがって、「ポツンと一軒家」のような場所には配達されないと考えられます。
日本郵便の「配達不能地域」は、以下から調べることができます。
ポツンと一軒家に宅配便は届く?
宅配便の配達は各運送会社の判断で決まります。
過疎地の場合は各業者とも「配達不能地域」を定めています。
北国や降雪地帯の山間部では冬場のみ配達不能地域に切り替わる地域もあります。
原則的には、郵便と同様、「ポツンと一軒家」には宅配便は届けてもらえないと思った方がいいでしょう。
ポツンと一軒家が郵便や宅配便を受け取るには?
では、「ポツンと一軒家」の住人が郵便や宅配便を受け取るにはどうすればいいのか?
たとえば、配達不能地域にまず郵便物を送った場合。
その地域にあてた郵便物の業務を取り扱う郵便局に留め置きされます。
期間は おおよそ2か月間。
受取人が郵便局に出向いて受け取ることになります。
一方、宅配便も基本的には同じです。
配達不能地域でもたいていの場合、営業所留め置きできます。
そのため、受け取り人が営業所に出向けば荷物を受け取ることができます。
ポツンと一軒家への送料はどうなる?
「ポツンと一軒家」に郵便や宅配便を送る場合、送料は留め置きされる営業所までの料金となります。
したがって、郵便の場合は全国一律です。
ただし、ゆうパックなどの小包は北海道や沖縄、離島などでは割高になります。
一方、宅配便も基本的には郵便局と同じです。
地域ごとに定められた送料が必要なります。
そして、配達不能地域の場合は、郵便も宅配便も留め置きされた営業所までの送料となります。
まとめ
ということで、「ポツンと一軒家」への郵便や宅配便について調べてみました。
ある程度想像はしていましたが、過疎の山奥に荷物を届けてもらうのは難しいようです。
あれだけの山道を登るのは、さすがに割に合わないということなんでしょうね。
住人が荷物を受け取るには留め置きされた営業所に出向く。
これが答えのようです。