皆さんがお住まいの市町村ですが、実は市、町、村ごとに一定の基準があり、基準を満たすことで市町村として認定されていることをご存じですが?

よく目にして何気なく使用している言葉ではありますが、具体的な違いについて知っている方は少ないのではないでしょうか?

今回は市町村の区別とその条件について調べてみました。

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市として認められる条件

市としての条件には4つの項目があります。

①人口が5万人以上であること
②中心となる市街地に全戸数の6割以上が集中していること
③商工業や都市的な業態に従事する人と、その人と同一世帯に属する人の数が人口の6割以上であること
都市的な業態とは農林水産業以外の業種のことで、公務員 医師 弁護士など様々な業種のことを指します。
④所在している都道府県の条例で定められている、都市的施設などの都市的要件を備えていること

都市的施設とは交通施設や上下水道の施設などのことで、市民の暮らしに欠かせない施設を都市的施設と呼びます。

町村として認められる条件

町として認められるには、所在している都道府県が条例で定めている人口や戸数などを満たすという条件があります。

この条件は都道府県ごとに異なります。
大阪府を例にして説明しますと、大阪府で町として認められる人口の条件は8,000人です。

そして、最後に村として認められる条件ですが、実は法的な定めはありません
逆に市や町としての条件を満たさないことが村としての条件と言えます。

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区や群にも条件があるの?

東京23区で馴染みのある区や、たまに耳にする群にも一定の条件が存在します。

東京都における区の意味は、特別区という市町村と同等の機能を持つ特別地方公共団体の意味です。
呼び方の違いですが、市と同様の意味を持つ言葉です。

一方、群とは区や市以外の町や村を包括する区分という意味です。
分かりやすくいうと町や村より大きい区画で、市や区より小さい区画ということになります。

まとめ

よく目にして何気なく使用している言葉ではありますが、具体的な違いについて説明しました。

市町村として認定されるには人口や施設の数などの条件があります。
例えば市は人口が5万人以上で、中心となる市街地に全戸数の6割以上が集中していることなどが条件になっています。

町としての条件は都道府県によって異なりますが、大阪府を例にして説明しますと、大阪府で町として認められる人口の条件は8,000人です。

普段何気なく住んでいた市町村に明確な条件があって、区分されていたなんて知らなかった方も多いのではないでしょうか?

皆さんの住んでいる地域の人口や公共施設を調べてみると、新たな発見があるかもしれません。

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