皆さんは、世界の陸地の約1/4が砂漠だということをご存じでしょうか?

毎年、地球から日本国土の約1/3ずつ砂漠化しているのですが、これは九州と四国を合わせた面積に相当します。

日本には関係ないことだと思っている方もいるかもしれません。
しかし、いまや砂漠化の問題は深刻なのです。

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砂漠化の原因

国連環境会議(UNEP)は
「砂漠化とは、乾燥地域・半乾燥地域・乾燥半湿潤地域における気候変動と人間活動を含む多様な要因による土地の劣化」
と定義しています。

つまり、そもそも緑が豊かだった土地が、植物が育たないほど土壌が劣化していくことです。
その原因には、気候的要因と人為的要因があります。

気候的要因

地球温暖化とそれに伴う気候変動、干ばつ、乾燥化などです。
温暖化が進んだことで雨があまり降らなくなり、干ばつを繰り返して砂漠化します。

人為的要因

人口の急激な増加に伴う家畜の過放牧、耕作地の拡大や酷使や、森林の過伐採などが原因です。

過放牧

過放牧によって、家畜が植物の再生力を超えて、植物を食べてしまったり、地面を踏み固めてしまったりして、土地が荒れて砂漠化してしまいます。

過剰な耕作

一つの土地で同じ作物を作り続けていると、養分が減って最後にはほとんど収穫できなくなるため、一定の期間ごとに土地を休ませる必要があります。

しかし、商業を優先させた農業は、休耕期間を設けないので土壌が劣化してしまうのです。

塩害

砂漠などの乾燥地では、雨だけで畑に十分な水を上げることは難しいので、近くの川や湖から水を引いたり、地下水をくみ上げて畑に水を撒いています。

しかし、川や湖、地下水には塩分が含まれていて、水は蒸発しますが、塩分は土の表面に固まって残ってしまうのです。

植物は、塩分が濃くなった水分を吸収できなくなるので、植物は育たなくなってしまいます。

森林伐採

材木資源の調達、施設開発、放牧や農地として利用する目的などで森林は伐採されています。

森林は、地球温暖化で問題になっているCO2(二酸化炭素)を吸収する働きや、土を風雨や乾燥から守ってくれるのです。

そんな木をたくさん伐採してしまうと、土壌の水分や栄養分が失われ侵食が起こり、土壌が劣化してしまいます。

また、地球温暖化が進む原因にもなり、気候変動、干ばつ、乾燥化などにもつながるのです。

砂漠化の気候的要因は、人為的要因が大きく関係しているとも言えるでしょう。

砂漠化が深刻な国

砂漠化の多くは開発途上国で起こっています。

特にアフリカは深刻で、大陸面積の2/3が乾燥地帯・砂漠地帯なのです。

アフリカの貧しい人々は自然資源に頼っており、生活基盤を得るために過開拓や過伐採され、それにより森林が失われました。

雨や流水などによって、土壌が地表から流され侵食される水食は、森林では起こりにくいのですが、森林が失われたことで水食が起こり、砂漠化進んだのです。

生活基盤を失った人々は、さらに貧困が進むといった悪循環に陥っています。

他にも、エチオピア、モロッコ、ソマリア、ブルキナファソ、インドなど。

実は、中国も、国土の27%以上が砂漠化しています。

春になると車や建物などに積もる黄色い砂ぼこり。
これは中国やモンゴルの砂漠の砂が、偏西風に乗って日本まで飛んでくる黄砂という現象です。

日本に飛んでくる黄砂は年々量が増えてきています。

工業化が進み、そこから放たれる砂の多くは有害な化学物質を含んでいます。
呼吸器系の病気やアレルギーを引き起こしたり、生産物や生活環境にも重大な被害をもたらすのです。

黄砂は、2月~5月ごろに飛んできます。
この時期、洗濯物はなるべく部屋に干すようにしましょう。

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砂漠化への日本の対策

先進国である日本は、砂漠化対処条約により砂漠化の影響を受ける開発途上国に、干ばつの影響を暖和するために以下の国際的な責任を背負っています。

・計画・実施することについての支援
・技術協力

日本は、農業開発の支援によって、土地を浄化させ土地の回復を目指す・住民へ植林運動の技術指導などの取り組みをしています。

まとめ

砂漠化が進むと植物も動物も育たないので、食べるものもなくなりとても居住できる土地とは言い難くなります。

砂漠化が広がることで、砂漠のないところへ人口が集中し、一国では支えきれなくなり更なる貧困や難民化などの問題が発生します。

また砂漠化された土地には、植物が育たないためCO2の吸収もなくなり、地球の温暖化、気候変動などの問題にも影響してくるのです。

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