疲労臭とは文字通り、疲労やストレスによって生じる体臭のことを指します。
古い本のような独特のニオイがする加齢臭とは違い、疲労臭はツンとしたニオイが特徴です。
他人のツンとした体臭が気になった時に自分も同じニオイがしていたら・・・
と心配になることありますよね。
自分の体臭って、自分ではわからないから余計に気になってしまうもの。
今回はその原因と対策についてまとめてみました。
疲労臭とはどんな匂い?
疲労臭はツンとしたアンモニア臭が特徴です。
アンモニアといえば尿のニオイなのに、なぜカラダから匂うのか不思議ですよね?
・疲労やストレス
・肥満
・お酒の飲み過ぎ
・肉類に偏った食事
・便秘
これらの要因で肝臓の機能が低下すると血液中のアンモニアが増えて皮膚や汗からツンとしたイヤなニオイを放ってしまうんです。
またアンモニアは腸で作られるので腸内環境の乱れも疲労臭に繋がります。
つまり疲労臭は加齢だけが原因ではなく、主に生活習慣が原因なので性別や年齢は関係ないんです。
疲労臭はチェックできる?
自分のカラダから疲労臭がしているか気になっても自分のニオイってなかなか気付きにくいものです。
そこで自分のニオイを知るためのセルフチェックの方法を3つ、ご紹介します。
①ニオイチェッカーを使う
ニオイを数値化することで客観的に自分の疲労臭をチェックできます。
使い方は簡単です。
センサー部分を疲労臭の気になる場所へ近づけるだけでニオイの強さを判定してくれる便利なものです。
有名なメーカーのニオイチェッカーだと
タニタのES-100
コニカミノルタのKunKun body
があります。
ただし、お値段が1万円〜3万円ほどするのでビジネスなどで人とよく会うなどのケースでないとコストパフォーマンスが良くないのがデメリットです。
②入浴時に脱いだ服のニオイを嗅ぐ
まず入浴前に脱いだ服をビニール袋に入れます。
入浴して体のニオイが取れた状態で入浴後に袋の中の匂いを嗅いでみましょう。
浴室の水蒸気の影響で嗅覚がリセットされるので入浴時にチェックすることで、わかりづらい自分の疲労臭がわかりやすくなります。
少し抵抗があるかもしれませんが、コストをかけることなく普段、周りが感じているあなたのニオイがわかるので、おすすめの方法です。
③コーヒーの匂いで嗅覚をリセット
浴室のチェックは嗅覚をリセットして客観的に自分の疲労臭を知るのには一番良い方法ですが、外出先や仕事中などで疲労臭をチェックしたいときには有効なセルフチェック方法です。
やり方は簡単。
コーヒーの匂いを嗅いでから自分のニオイを嗅ぐだけ。
コーヒーの強い匂いで嗅覚がリセットされて疲労臭がしていないかチェックできます。
疲労臭に効く食べ物とサプリ
もし疲労臭がしていた場合は、まず食事や睡眠などの生活習慣を見直しましょう。
食事は、腸内環境を整えるためにビフィズス菌やオリゴ糖、食物繊維を多く摂ることを意識します。
腸内環境が改善されれば疲労臭対策になるだけでなく、美容や健康にも効果があるので一石二鳥ですよ。
またクエン酸も疲労臭には有効ですので、梅干し、柑橘類、黒酢などもオススメです。
そして疲労臭の原因となるアンモニアを解毒するとされるオルニチンも効果があります。
オルチニンは、
ぶなしめじ、シジミ、チーズ、ヒラメ、キハダマグロなどに含まれています。
中でも、ぶなしめじは多くのオルチニンを含んでいるので定期的に取り入れたい食材です。
また、毎日の食事にしじみの味噌汁を出すのもいいですね。
ぶなしめじやしじみなどの食材が苦手という場合には、サプリメントでオルニチンを摂るという手もあります。
DHCや小林製薬、ディアナチュラなど、多くのメーカーがオルチニンのサプリを発売しています。
ドラッグストアでも購入できるものもあるので、コストなど自分に合ったものを選んでくださいね。
まとめ
疲労臭は、乱れた食生活、疲れやストレスなどが原因となって引き起こされるツンとしたアンモニア臭による体臭です。
疲労臭を改善するためには、まずは規則正しい生活を送り食生活や睡眠を見直しましょう。
疲れやストレスを溜め込まないようにすることが重要です。
食生活は以下の点に気を付けましょう。
・お酒を控える
・偏った食事をしない
・ビフィズス菌や食物繊維、クエン酸を摂る
・オルニチンを摂る
アンモニアは主に腸で作られます。
ビフィズス菌やオリゴ糖、食物繊維で腸内環境を改善し、その上でオルチニンでアンモニアを解毒すれば、疲労臭は改善されます。
そしてなにより、疲れたと思ったら早めに休み、ストレスをためるまで無理をしないでくださいね。