良いネーミングを付けるにはコツがあります。
会社・商品・サービスの命運を左右する重要な要素がいいネーミングに含まれています。

どのようにして素敵な名前を思いつけるのか、具体例を含めてご紹介します。

特に、新会社や起業の際・商品開発や新商品の販売、促進時・ビジネスサービスの新展開や拡大などネーミング創作が要になります。

ぜひ最後まで読んで仕事に活かしてください。

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良いネーミングとは?

良いネーミングの条件とは、商品やサービスがあふれる現代では、たくさん選択肢があります。

その中から顧客が最初に目に留まるのはネーミングです。顧客は自分の好みやニーズに合った質が心の琴線に触れる場合目を向け、目を止めます。

たかがネーミング、されどネーミングと言えます。購買者や消費者が心の目で見る、その際の手がかりとなるのがネーミングです。ネーミングは、微妙な目で晒され、吟味され、はじめて消費者や購買者を誘引できるのです。

「良いネーミングの条件」とはどのようなものなのでしょうか。
詳しくみていきましょう。

ネーミングを考えるときに使える5つのコツ

良いネーミングを生み出すにはコツがあります。
順番にご紹介していきましょう。

1)ビジョンや目的から決める!

ネーミングにはビジョンや目的が必要です。

意味や内容を踏まえて名付け、その想いを込めるのが一般的です。

どのような名前にするか、ありたい姿やあるべき姿など、叶えたいビジョンや目的を起点として、関連する単語から導くことから考え始めるといいでしょう。

2)Google翻訳を使う

ネーミングを考えるときはGoogleが提供している無料の「Google 翻訳」、オンライン翻訳サービスが役に立ちます

やり方は簡単です。
ネーミングに使いたい日本語のキーワードを入れて、世界各国の言語に翻訳してみる。
すると、思いもつかなかったようなネーミングが見つかることがあります。

3)2つ以上の単語を組み合わせる

ヒット商品では、2つ以上の単語を組み合わせてネーミングされている商品がヒットしています。

たとえば、ロッテの大ヒット商品「コアラのマーチ」。

商品とネーミングが子どもから年寄りまで好まれる名前ですね。

やり方はメインとなるキーワードを決めて、組み合わせたい単語をあてていく
そんな作業からヒットネーミングが誕生することがあります。

4)頭文字をつなぎ合わせる

イメージするキーワードを並べ、その頭文字を組み合わせる方法です。

たとえば、競技用シューズメーカーである「アシックス」の例を挙げます。

「アシックス」はラテン語の格言に、「Anima Sana InCorpore Sano」から生まれたと言われています。

意味は「健全な精神は健全な肉体に宿る」
広く知られている言葉ですね。

この頭文字を繋ぎ……ASICSと名付けられたそうです。

この方法は会社の創業メンバーの頭文字をとったり、創業者の座右の銘から拝借するときにも使えます。
頭文字のつなぎ合わせによるネーミングは意外と使えるので、おすすめです。

5)ドメインから絞り込む

これと思うネーミングを思いついたら、試しておきたいのがドメイン検索です。

Webサイトを作成する際は、ドメインを必ず取得できるかチェックしておきましょう。
ドメイン検索をしてみれば、「すでに他社が利用しているネーミングだと」判明します。

また複数の候補がある場合、ドメイン取得の可否で絞り込むこともできます。

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社名ネーミングの事例

社名ネーミングの事例を紹介します。

アメリカン・エキスプレス

エキスプレスという単語から想像できますが、もともとは荷馬車により高級貨物を運ぶ運送会社でした。
「アメリカを代表する急行便会社」を目指して、アメリカンエキスプレスカンパニーと名付けたそうです。

アマゾン

創業者であるジェフ・ベゾスが、「社名やショップ名を一覧表示したとき先頭にくるように」と「A」から始まる言葉を探しました。

このとき世界最大の流域面積である「Amazon(アマゾン川)」をみつけ、『アマゾン川のように広大なシェアを得られるように』という想いを込めてネーミングしたそうです。

ガンホー

ガンホーはオンラインゲームの開発・運営を行う企業ですが、アメリカ海兵隊が士気を高めるときにつかう掛け声「GUNG-HO」が由来です。

熱心、忠実などの意味があり、任務を熱心に遂行するという同社の想いをあらわしていることからネーミングされたそうです。

コメダ珈琲

創業者である加藤太郎氏の実家が、米穀店を営んでいました。
『米屋の太郎』を縮めて「コメダ」となったと言われています。

コロプラ

オンラインゲームの開発・運営するコロプラは、創業者の馬場功淳氏が個人で2003年に公開した『コロニーな生活』を拡張した『コロニーな生活☆PLUS』がもとになっています。

法人化した後、初心を忘れないようにと『コロニーな生活☆PLUS』を縮めて「コロプラ」とネーミングしたそうです。

ジャパネットたかた

「株式会社たかた」からスタートし、『日本全国をネットする』意味で「ジャパンネット」と名付けましたが、インパクトを重視するため、「ジャパネット」にしたそうです。

これに社長である高田氏の名前を加えて「ジャパネットたかた」となったようです。

ディー・エヌ・エー(DeNA)

遺伝子情報を担う物質『DNA』、これにeコマースの『e』を組み合わせて名づけられました。

「eコマースの新しい遺伝子を世の中に広めていく”DNA”でありたい」という、実現させたいビジョンを上手に組み込んだそうです。

NOTTV

NTTドコモによるマルチメディア放送のブランド名ですが、『NOT+TV』(テレビではない)の組み合わせにより誕生しました。

「テレビにできないことをする。テレビを超えたテレビになる」というサービスコンセプトを表しているそうです。

ららぽーと

フランス語で港の意味である「la port」が語源。1号店が海に近い埋立地で開業したことがきっかけです。
語感の良さと楽しさをイメージするため『la』を2つ重ね、ひらがな表記に変更して誕生したそうです

ご紹介するのは、ほんの一部です。世の中には多くの素晴らしいネーミングがたくさんあります。

ネーミングのヒントが見つかるサイト

ネーミングを考えるのに役立つサイトをご紹介したいと思います。

・バカ売れキャッチコピーをかんたん作成「メガトリ」

・キャッチコピー自動作成マシン「コピーメカ」

・みんなで作るネーミング辞典

・ネーミング情報サイト 名づけ親 キーワード

・なまえの森

・ネーミング(命名)ジェネレータ「ね~ま~」

まとめ

ネーミング方法の基本をご紹介しました。

今やネットを使えば、自分では思いつかなかったネーミング案が簡単に見つかる時代です。
積極的に活用してベストな名前を考えだしてください。

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