近頃では旅行をする際に格安航空会社、LCCを使用する方も増えてきていますよね。
通常の航空会社よりも安くお得に利用できるLCCですが、ANAやJALなどの通常の航空会社の飛行機に乗る感覚で荷物を詰めてしまうと、重量がオーバーしてしまうことも!
多くのLCCでは機内持ち込みの手荷物の重さを7kgまでに制限されているのです。
せっかく費用を抑えるためにLCCの飛行機を予約したのに追加料金を払う、なんてことにはなりたくないですよね。
今回はLCCの機内持ち込みの重さ制限について、解説していきます。
Contents
LCC各社の機内持ち込み手荷物規定は?
現在、日本国内で利用できる主要なLCCは、
① ピーチ・アビエーション
② ジェットスター・ジャパン
③ スプリング・ジャパン
④ スカイマーク
の4社です。
以上の4社について、ホームページを参照しながら、機内持ち込み手荷物規定を見ていきます。
①ピーチ・アビエーション
・サイズ:3辺合計115cm以内
・個数:身の回りの品を含め、1人2個まで
・総重量:一人当たり合計7kg
②ジェットスター・ジャパン
・サイズ:キャリーケース等の場合・高さ56cm×幅36cm×奥行23cm
・スーツカバー等の場合・高さ114cm×幅60cm×奥行11cm
・個数:手荷物一個、身の回り品一個の計2個(一人当たり2個まで)
・総重量:一人当たり合計7kg
③スプリング・ジャパン
・サイズ:3辺合計115cm以内(高さ36cm×幅56cm×奥行23cm以内)
・個数:手荷物一個、身の回り品一個の計2個(一人当たり2個まで)
・総重量:一人当たり合計7kg
④スカイマーク
・サイズ:3辺合計115cm以内(55cm×40cm×25cm)
・個数:手荷物一個、身の回り品一個の計2個(一人当たり2個まで)
・総重量:一人当たり10kg
スカイマークは10kgまでの荷物を機内に持ち込むことができますが、ほとんどの会社は機内持ち込みの総重量を7kgとしていますね。
記載が「総重量」であるということは、手荷物と身の回り品の二つを持ち込んだとしても、それら二つの合計が7kg以内である必要がある、ということなので注意が必要です。
手荷物制限7キロで機内に持ち込める荷物の中身例
ANAやJALなどの通常の航空会社の機内持ち込み手荷物の総重量は10kgですので、それに比べると荷物を7kg以内に収めるというのは難しいように見えます。
では、総重量7kgで機内に持ち込むことができる荷物はどのような物なのでしょう?
筆者が実際にLCCの飛行機に乗り込むことを前提として、荷造りをし、重さを測ったところ、以下のものを7kg以内に収めて入れることができました。
・メイク用品一式
(保湿剤、下地、マスカラ、アイシャドウパレット、アイライナー等全て)
・着替え一式
(下着二組、ワンピース、カーディガン)
・参考書
・ポーチ
(歯ブラシ、エコバッグ、充電用ケーブル、モバイルバッテリー等)
・アイパッド
・筆箱
・ペットボトル500ml
小さなバッグ
・財布
・携帯
・文庫本
・小さなポーチ(目薬、リップ、香水、常備薬、鏡、鍵)
・お菓子ポーチ(キャンディー等)
・エアポッズ
1泊2日や2泊3日の旅行なら十分な量ですね!
しかし、一般に「飛行機を快適に過ごす」ために持っていくと良いとされる耳栓やトラベル用の枕、アイマスクなどあってもなくてもいいようなアイテムを入れることのできるような余裕はなさそうです。
また、帰りにお土産などで荷物が増えることを考えると、行きの荷物は余裕を持たせて6kg程度に収めておいた方が良いかもしれません。
重量オーバーを回避する裏ワザ
費用をできるだけ抑えるために、機内持ち込みの範囲に荷物の量はとどめておきたいですよね。
ここからは7kgの重量オーバーを回避する裏技を紹介します。
①カバンそのものの重量を抑える
わたしたちが通常使用しているようなかばんは意外と重さがあるもの。
そもそもカバンを軽量なものにしておけば、それだけ荷物を入れる余裕が増えます。
レジャーグッズのブランドなどには軽量な素材を使用した、使いやすいリュックやボディーバッグ、サコッシュなども多く販売されているので、そちらをチェックしてみるのも手かもしれません。
②使い切りのトラベル用商品を現地で調達する
化粧水やシャンプー・リンス、スタイリング剤など、特に女性であれば必要になるようなアイテムも多いはず。
しかし、手荷物として持っていくにはかなりかさばりますよね、、
最近は多くのブランドがトラベル用に使い切りのヘアケア商品や化粧水などを販売しているので、手荷物に入れずに旅行先のドラッグストアやコンビニで買ってしまえば重量を抑えられますね。
③あれば便利な物、なくてもなんとかなる物はおいていく
旅行に行くにあたって、持って行けば便利なものってたくさんありますよね。
でも、少しでも重量を減らすためには荷物を最小限にすることが不可欠です。
例えば折り畳み傘など、なくても最悪現地で買えるものはおいていく方が良いでしょう。
また暇つぶし用に本を持っていきたい!現地のガイドブックを持っていきたい!というような方も、本はかなり重さがあるため、電子書籍としてインストールして持っていく、などの代替案を考えた方がよさそうです。
④機内持ち込み超軽量スーツケースを選ぶ
LCCの機内持ち込みのカバンにスーツケースを考えている人は、通常のスーツケースよりも超軽量かつ小さなサイズのスーツケースを選ぶことが必須です。
最近ではオンラインショッピングのサイトでも「SSサイズ」「超軽量」「小型」等の記載があるスーツケースも多く販売されているので、そちらをチェックしてみるのも良いでしょう。
また、ネットで「LCC用スーツケース」と検索すれば、おすすめの商品もたくさん出てきますので、そちらも参考にしてみてくださいね。
まとめ
LCCの飛行機全般に共通する7kgという重量の規定は一見厳しいようにも見えますが、工夫をすることによっては十分に荷物を持ち込むことができるでしょう。
LCCを利用して、より安く、より快適な旅を楽しんでください!