食品を無駄なく保存するために便利な冷凍保存。とても便利な方法ですが、解凍に時間がかかるというのが難点ですよね。

しかし、「もっと早く解凍できればいいのに…。余計な水分が出て、おいしくない…。」そう思う方が多いと思います。
そこで今回は、冷凍した食品を早く解凍し、さらにおいしく食べるポイントをお話ししていきます。

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冷凍食品の解凍を早くする4つの方法

まずは冷凍食品を早く解凍する方法をご紹介いたします。
おいしく解凍するポイントはゆっくり解凍するということ。
しかし「早く解凍して、すぐに調理したい!」というときもあると思います。

いろんな方法がありますが、短時間で素早く解凍したい場合には流水や電子レンジを使う方法がおすすめです。

流水解凍

冷凍した肉や魚を保存袋に入れたままボウルに入れ、蛇口からの水を流しかけるという方法です。
食材が濡れてしまわないように密封し、食材全体が水につかるようにすることがポイントです。

100gにつき5~7分程度が目安です。
35~40℃のぬるま湯を使うと早い時間で解凍することができます。

湯せん解凍

フライパンに水を張り、保存袋に入れたまま加熱するという方法です。
強火で3~4ほど加熱し、余熱で様子を見ましょう。火が通りすぎてしまわないように注意が必要です。

電子レンジ解凍

電子レンジを使って解凍する方法です。
最も短時間で解凍することが可能ですが、解凍にムラができやすいのが難点です。

100~200wの弱モード、もしくは解凍モードを利用し、1分ずつ上下を返しながら解凍すると均等に解凍することができます。
食材の状態を見ながら加熱時間の調節をしましょう。

鍋底解凍

フライパンや鍋を用意し、上の鍋に30~35℃のぬるま湯を入れて2つの鍋底で食材を挟むという方法です。
アルミの熱伝導の高さを利用することで解凍することができます。

厚さ1cm以下の薄い食材の場合に可能な方法です。
4~5分程度で解凍可能です。
途中で食材を返すことでムラなく解凍することができます。

冷凍食品別 最適な解凍法

野菜

冷凍した野菜は、解凍する際に水分が出ることで、パサパサになったり、旨味や栄養が出てしまいます。
菌が増殖することもあるため、解凍するよりも凍ったまま調理することで、解凍するときのダメージを抑えることができます。

調理しづらい場合は、半解凍にしてから調理しましょう。

肉を解凍するには、冷蔵庫がぴったりです。
菌の増殖を防ぎながら解凍することで、水分が出ずに旨味を逃がしません。

しかし、冷蔵庫での解凍にはどうしても時間がかかってしまいます。
短時間で解凍する場合には、電子レンジ解凍をおススメします。
低温で解凍すれば焼けてしまうこともありません。

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冷凍食品をおいしく食べる解凍のコツ

低温で時間をかけて解凍することで、「ドリップ」と呼ばれる余計な水分が出てしまいます。
旨味や栄養が出てしまうだけでなく、臭いの原因にもなってしまいます。
解凍しすぎるとドリップが多く出てしまします。

おいしく食べるためには、半解凍程度にとどめ解凍時に出たドリップをよくふき取ることが重要です。
そのままにせずにペーパータオルでふき取ってから調理しましょう。

冷凍食品 やってはいけない解凍法

自然解凍や冷蔵庫での時間をかけた解凍はドリップが多く出る原因となってしまいます。
また、菌が増えることにもなるので、なるべく避けましょう。
特に時間をかけた解凍は、夏場は危険なのでやめましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
食材を保存できる便利な冷凍。これからの時代には特に大事なことですね。

上手に解凍することで、時短にもなりますし、おいしく食べることができます。ぜひ参考にしてみてください!

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