夏の甲子園の名物のひとつと言えば応援ソング。
各校が様々な歌や踊りを取り入れていますが、2022年の甲子園で話題を集めているのが、國學院栃木の「エビカニクス」。

Yahoo!の急上昇ワードにも入るほどの人気ですが、実はこの曲の誕生は今から20年も前。
そこで、エビカニクス誕生秘話をご紹介したいと思います。

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エビカニクスとは?

エビカニクスはケロポンズという音楽ユニットが2002年に発売した楽曲。
YouTubeの公式サイトに動画が公開されており、再生回数は何と1億回を突破しています。

コミカルで軽快な動きは高校野球の応援にぴったりですね。

ケロポンズとは?

ケロポンズは1999年に子ども向け音楽・体操を作るミュージックユニットとして結成されました。

幼児向けのあそびうたの作詞・作曲・振付を手掛け、親子コンサートや保育士・幼稚園の先生を対象とした保育セミナーに出演。

現在も年間およそ100公演をこなし、年間平均動員数は30,000人を超えます。

メンバーは増田裕子(ますだ ゆうこ)さんと平田明子(ひらた あきこ)さん

増田さんの通称ケロちゃん、平田さんの通称ポンちゃんであることからケロポンズというユニット名が付けられました。

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増田裕子(ますだ ゆうこ)のプロフィール

増田さんは1961年生まれの東京都出身。
国立音楽大学音楽学部教育音楽学科幼児教育専攻を首席で卒業したという経歴の持ち主です。

4年間の幼稚園勤務を経て、1987年「トラや帽子店」というバンドを結成。
11年間の活動・解散後、ケロポンズを結成し、本格的な活動を始めました。

増田さんは絵本も数多く出版しており、「ケロちゃん絵本」シリーズは中国語、韓国語などにも翻訳される人気絵本となっています。

平田明子(ひらた あきこ)のプロフィール

平田さんは1968年生まれの広島県三次市出身。
安田女子大学文学部児童教育学科卒業。

もともとは増田さんが所属していた「トラや帽子店」のファンで1999年「ケロポンズ」結成しました。

平田さんも幼稚園教諭経験があり、「ポンちゃんの0,1,2歳児とふれあってあそぼう!」など、いくつもの絵本を出版しています。

エビカニクス誕生秘話

「エビカニクス」は 2002年に発売されました。

楽曲誕生のきっかけは子ども向けのダンスを考えていたときのこと。

「エアロビクスみたいなのを作りたい」と思った2人は、エアロビという言葉の語感から「エビカニ」が浮かんだといいます。

2人はエアロビ未経験でしたが、エビとカニのポーズをしながら「エビ、カニ、エビ、カニ」とテンポ良く繰り返すサビを考案。

曲と歌詞も作り、「エビカニクス」を完成させました。

レコーディングは2001年10月、ニューヨークで行われましたが、9.11の同時多発テロ発生直後。
一時は自粛話も出ましたが、こんなときだからこそいいものを作ろうという声に押されて行われたと言います。

「エビカニクス」は他にも面白いエピソードがあります。

この曲を作詞作曲した増田さんは実は甲殻類アレルギーで、エビやカニが食べられないのです。

2002年の発売当初、「でもアレルギーのひと食べれな〜い」という歌詞がありましたが、2007年にシングルカットされたバージョンでは、「ほら むきむきプリプリおどろう」に変更されています。

エビカニクスのSNSでの評判

エビカニクスとケロポンズのまとめ

長年にわたり、子ども向け音楽と体操を手がけてきたケロポンズ。
それにしても、20年も前の曲が今も人気だというのはスゴいですね。

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