マイクロチップを人間に義務化って本当？メリットとデメリットは？

2023年12月15日 2023年12月15日

マイクロチップとは、米粒ほどの大きさの電子回路で、身体に埋め込むことで個人情報や決済などの機能を持たせることができる技術です。

このマイクロチップを2025年までに日本政府がマイクロチップの埋め込みを義務化するという話が話題になっています。

そこで、この記事では、マイクロチップの義務化についての真偽やマイクロチップのメリット・デメリット、倫理的な問題などをわかりやすく解説します。

マイクロチップに興味がある方は参考にしてください。

Contents

マイクロチップの義務化は本当なのか？

マイクロチップの義務化については、SNSなどで様々な噂が飛び交っています。

特に、2025年までに日本政府がマイクロチップの埋め込みを義務化するという話が話題になっています。

しかし、これは本当なのでしょうか？

結論から言うと、2025年にマイクロチップを義務化することはないでしょう。

この噂の根拠とされているのは、政府のホームページに掲載されている「イノベーション25」という長期戦略の文書です。
この文書には、2025年までに目指す日本の姿が描かれており、その中にマイクロチップに関する記述があります。

しかし、この文書は2007年に閣議決定されたものであり、現在の政策とは異なります。

また、マイクロチップについても、カードなどの形で保持することで個人情報が保護されるという内容であり、義務化するというものではありません。

実際に、マイクロチップの義務化は、人権やプライバシーの侵害になるとして、法的にも倫理的にも難しいでしょう。

現在、日本では犬や猫などのペットに対しては、マイクロチップの装着が義務化されています。

しかし、人間に対しては、マイクロチップを埋め込むことは自由意志に基づくものであり、強制されることはありません。マイクロチップを埋め込むことには、メリットだけでなく、デメリットやリスクもあります。

それでは、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか？

マイクロチップを埋め込むことには、次のようなメリット・デメリットがあります。

マイクロチップをかざすだけで、決済や鍵の開錠などができるようになるため、財布やカード、鍵などを持ち歩く必要がなくなります。無くしたり盗まれたりする心配もありません。

マイクロチップには、体温や血圧、心拍数などの生体データを測定する機能が付けられることができます。
これにより、自分の健康状態を常に把握することができ、病気の早期発見や予防に役立ちます。

マイクロチップには、個人情報や緊急連絡先、血液型やアレルギーなどの医療情報が記録されています。
これにより、災害時や事故時に、救助者が素早く身元や状態を確認することができ、適切な処置や連絡ができます。

マイクロチップを埋め込むには、皮膚に針を刺す必要があります。
これには、痛みや出血、感染などのリスクが伴います。
また、マイクロチップが体内で移動したり、破損したりする可能性もあります。

マイクロチップには、個人情報や医療情報などの重要なデータが記録されています。
これらのデータが、不正に読み取られたり、改ざんされたりすると、プライバシーの侵害や個人の安全に関わる問題が起こる可能性があります。

マイクロチップには、位置情報や行動履歴などのデータも記録されています。
これらのデータが、政府や企業などの第三者によって監視や分析されると、人間の自由や尊厳が損なわれる恐れがあります。

また、マイクロチップによって人間が機械化されることにも抵抗感がある人もいるでしょう。

この記事では、「マイクロチップ義務化人間」に関する情報をご紹介しました。

マイクロチップは、身体に埋め込むことで様々な機能を持たせることができる技術ですが、メリットだけでなく、デメリットやリスクもあります。

また、マイクロチップの義務化については、現在のところ法的にも倫理的にも実現しないでしょう。