今、ガソリン価格は上がり続けて、毎週のように値上がりしています。
日本が資源の貧しい国である以上、仕方がないことかもしれません。

では、世界のエネルギー自給率はどうなっているのか?
日本の深刻な事情とともに現状をご紹介したいと思います。

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エネルギー自給率世界ランキング

主要45か国の「エネルギー自給率」のランキングをご存じでしょうか?

1位ノルウェー
2位オーストラリア
3位コロンビア

日本というと、42位となっています。

1位のノルウェーはどのようなエネルギー資源なのでしょう?

ノルウェーは、スカンディナビア半島に位置し、日本と同じぐらいの面積を有しています。
雨や雪が多く、豊富な水を利用した水力発電で、国内電力の約95%をまかなっています。

日本はどんなエネルギーを利用している?

日本では、石油をはじめ石炭や天然ガス、原子力がエネルギー源となっています。

また、太陽の光を電池の張ったパネルでキャッチして電気をつくる太陽光発電。
風の力で巨大なプロペラを回転させて発動する風力発電。

しかし、こうした自然エネルギーをすべて合わせても約15%とまだまだ少ないのが現状です。

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日本が依存するエネルギー輸入国

日本はほとんどのエネルギー資源を他国から輸入しています。

東日本大震災以降、化石燃料への依存度は高まっており、2019年度は84.8%です。
海外から輸入される石油・石炭・天然ガスなど石灰燃料に大きく依存しています。

主に原油は中東地域に約90%依存
輸入割合はサウジアラビアは40.1%、アラブ首長国連邦は31.5%となっています。

液化天然ガスの輸入国は、

1位オーストラリア
2位マレーシア
3位カタール
4位インドネシア
5位ロシア

という順になっています。
(※2017年調査)

ちなみに、電気自動車に使われているリチウムイオン電池には、リチウム、コバルト、ニッケルなどのレアメタルが使用されています。日本ほぼ100%の鉱物資源を輸入に頼っています。

日本の再生エネルギー事情

近年注目を集めているのが、水素とアンモニアです。

使用する時にCO2を排出しない水素は、水をはじめとしたさまざまな資源からつくることができ、製造過程で再生可能エネルギーなどを利用すれば、「CO2フリー水素」が実現できます。

水素と酸素の化学反応で起こる電気を動力源とする燃料電池自動車などは、すでに実用段階に入っています。

さらなる普及のためには、今後見込まれる需要に対してどのように水素を大量に供給するのか、国産水素の製造はもちろんですが、国際的な水素取引も見すえたサプライチェーンの構築が必要です。

また、燃料電池自動車や家庭用燃料電池の導入をはじめ、各分野で水素利用を推し進めていく必要があります。

2050年に向けた日本のエネルギー政策

2020年10月、当時の菅政権は日本が2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスをできる限り低減し、排出せざるを得なかった分については、同じ量を「吸収」または「除去」することで、全体として温室効果ガスの排出を差し引きゼロにすることです。

しかし、実現するには様々な壁がありそうです。

まとめ

今SDGsという言葉が注目されていますが、大切な資源を守るためわたしたちに出来ることはたくさんあります。

・できるだけ多くの商品を再利用する。
・有害物質が含まれているもの、洗剤を購入しない。
・可能な限り、リサイクルをする。
・過剰な包装の製品は避ける。
・誰もいない部屋の電気は消しましょう。

1人1人がほんの少し心がけて行動することで、資源は守られていきます。

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