椎骨動脈解離

8月3日から入院していたお笑いコンビ・千鳥のノブさんが9月12日に退院しました。

病名は「右椎骨動脈解離(みぎついこつどうみゃくかいり)」。

聞き慣れない病名ですが、実はくも膜下出血の前兆のケースもある怖い病気です。
そこで、「右椎骨動脈解離」について、わかりやすく解説したいと思います。

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右椎骨動脈解離とは?

椎骨動脈は首付近に左右1本ずつある動脈のことをいいます。

この動脈は心臓から脳に血液を運ぶ途中の血管。
ノブさんの場合は、右側の椎骨動脈が何らかの原因で裂けてしまったようです。

椎骨動脈解離の症状

椎骨動脈解離を発症すると、首筋の痛みや肩こりが治らないという症状が出ます。

血管が裂けているため、くも膜下出血や脳梗塞の前兆なのですが、怖いのは診察だけではわからないこと。
MRIやCTなどの画像検査を行わないと、椎骨動脈解離を見つける事ができません

診察しただけでは、肩こりと椎骨動脈解離の見分けがつかないのです。
肩こりだと思っていたら椎骨動脈解離だったということも少なくありません。

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椎骨動脈解離の原因

椎骨動脈解離の原因はよくわかっていません。
首への外傷が原因となることがありますが、怖いのはマッサージなどで発症することもあること。
無理な施術が行われたことが原因となる可能性もあると言われています。

くしゃみや咳でも起きることがあります。

椎骨動脈解離の治療

椎骨動脈解離は手術をすることはほとんどありません。
入院して、安静にしていると自然と血管が修復され、治ることが多いです。

ただし出血している場合は手術が必要になります。
入院期間は2週間から1カ月くらい。

椎骨動脈解離は、3ヶ月間何事もなければ大丈夫です。
くも膜下出血や脳梗塞の起こる確率も下がります。

危険なのは、発症して数日間です。
早めに入院して安静にすることが重要です。

椎骨動脈解離のまとめ

椎骨動脈解離は発見されにくい病気です。
肩こりや首筋の痛みというのは誰にでも起こるため、まさか重大な病気だとは思わないからです。

今回ノブさんはクモ膜下出血や脳梗塞を起こす前に発見できて本当に良かったですね。

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