金婚式は夫婦揃って長い人生を乗り越えてきた50年目の結婚記念日です。
その結婚記念日を子供や孫、友人達でお祝いします。50年も夫婦揃って共に暮らすと言う事は本当に凄い事。いろんな困難を乗り越えて50年、共に白髪が生えるまで…とでも言いましょうか。
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金婚式の由来
金婚式はもともと、西欧の風習が明治時代に日本に伝わったそうで、会に招かれた人は金にちなんだ品や対(つい)になった物を贈るそうです。
結婚記念日と一言で言ってもびっくりするくらいたくさんの名称があります。
1年目 紙婚式
2年目 藁婚式(綿婚式)
3年目 革婚式
4年目 花婚式
5年目 木婚式
6年目 鉄婚式
7年目 銅婚式
8年目 ゴム婚式
9年目 陶器婚式
10年目 錫婚式(アルミ婚式)
11年目 鋼鉄婚式
12年目 絹婚式(亜麻婚式)
13年目 レース婚式
14年目 象牙婚式
15年目 水晶婚式
20年目 磁気婚式
25年目 銀婚式
30年目 真珠婚式
35年目 珊瑚婚式
40年目 ルビー婚式
45年目 サファイア婚式
50年目 金婚式
55年目 エメラルド婚式
60年目 ダイヤモンド婚式
こんなにたくさんあるんですね。知らなかったものも多いと思いますが、節目のポイントの年数だけでも覚えておきましょう。
そもそも熨斗(のし)って何?その役割と意味
お祝い事やご挨拶などの贈り物に使われるのし。
普段使いでは殆ど使わないですから、贈り物に何となく貼る紙?のイメージですが、きちんとした意味があるんです。
のしは日本の贈答の特徴です。
右上に付いている六角形の小さな飾りの事をのしと言います。
そして黄色部分はアワビ。アワビは貴重品で長寿や繁栄をもたらす縁起物とされ、特別な贈り物の時には薄く伸ばしたアワビを干し、「あわびのし」が使われていたそうです。
そして、のしとは飾りだけの事を指し、のし、紙、水引を合わせたものをのし紙と言います。
店員さんに『のしをお願いします。』と伝えるのは間違えで、『のし紙をお願いします。』というのが正しい言い方です。
金婚式には熨斗(のし)紙!表書きはなんて書く?
今はのし紙はお店の印刷(今はパソコンで名前を書いて印刷してくれます。)に頼ってしまいますが、日本独特の文科ですから、書き方やマナーを覚えておきましょう。
金婚式の場合、表書き(水引の結び目の上あたり)に「金婚式御祝い」や「祝金婚式」と書きます。必要に応じて水引の下に個人名や「子供一同」などと贈り主名を記入します。
ここにも注意!水引の選び方と名前の書き方
贈り物の用途によって水引の種類を使い分けます。
・蝶々結び 何度でも結び直せることから、出産や進学などの嬉しい事に使います。
・結び切紅白10本 固く結ばれて離れないと言う事から、婚礼などに使われます。
なぜ10本なのかと言うと紅白5本ずつを1組とし、夫婦は2人で1つと言う意味があるそうです。)
・結び切紅白5本 重ねて起きて欲しくないと言う意味があり、お見舞いや快気祝いなどに使われます。
・弔事 二度と起きて欲しくないお悔やみに使います。地域によって色が異なる場合もありますが、一般的に黒白が使われます。熨斗は付けません。
・金婚式 お祝い事ですので水引は紅白や金赤、金銀の蝶結びを使います。
水引の下には表書きより小さい字で贈り主の名前を記入しますが、水引に名前が掛からないようにします。お祝い事には太文字や黒文字で書くのが基本なので、ボールペンはやめた方がいいです。
動画で学ぶ!熨斗(のし)袋の書き方
まとめ
右上の六角形の小さな飾りが熨斗(のし)だということを知らなかった人は多かったのではないでしょうか?
のし、紙、水引が揃って熨斗(のし)紙ですので、覚えておきましょう。
ちなみに、贈り物にのし紙を掛ける方法は内のし(包装紙の下)と、外のし(包装紙の上)の二通りあります。
配送時には内熨斗(のし)が一般的ですし、直接贈り物をお渡ししたり、弔事の時には外熨斗(のし)が適しているようです。
用途や使い方に合わせて、熨斗(のし)紙の掛け方や水引などを選んでください。