和食に欠かせない料理のお供といえば海苔。
海の野菜と言われるほど、栄養がたっぷり入っていることで有名です。
みそ汁、あえ物、おにぎり、トッピングなどいろんな料理に非常に便利に使えますね!
ただそんな海苔も食べ過ぎてしまうと体に悪い影響を与えてしまう可能性があります。
海苔に含まれる栄養素と安全に食べられる方法について紹介します。
海苔に含まれる栄養素とは?
海苔は海藻を洗って、細かく刻んだ後に形を整えて乾燥することで家庭料理として食べられます。
ですので海の栄養がたっぷりとつまっている食材なのです。
代表的な栄養素といえば
食物繊維、タンパク質、ミネラル、各種ビタミンが含まれています。
この中でも重要な栄養素は食物繊維とタンパク質ですね。
食物繊維はダイエットや便秘の予防に大きく働きかける効果があり、現在の日本人には不足してると言われる成分です。
食物繊維は1日あたり、成人男性20g、成人女性18gが目標摂取量となります。
海苔には100gあたり36gの食物繊維が含まれてますので、とてつもない量ですよね。
続いてタンパク質になります。
タンパク質は人の素となるとても重要な栄養となります。
これなくしては人は生きていけないのです。
1日あたり、成人男性60g、成人女性50gとなります。
海苔は100gあたり41gとなりますのでこちらも高い栄養ですね。
海苔を食べ過ぎるとどうなる?
こんなにも栄養たっぷりならいくらでも食べちゃってもいいんじゃない?
と思ってしまいますね。私なら毎日何十枚も食べてしまいます…。
ただ海苔にはミネラルが豊富につまっていることより、ヨウ素「ヨード」と言われるミネラルが含まれてます。
人の体に必要な成分でがありますが、たくさん摂りすぎてしまうと体に悪影響が出ます。
無気力や疲労感、むくみ、便秘などになってしまう可能性があるのです。
また、ヨウ素を過剰に摂取すると、甲状腺ホルモンが作られなくなり甲状腺機能低下症となることがあります。この場合はヨウ素の摂りすぎを止めると自然に回復します。
なぜそうなるかと言うと、体に必要なヨウ素は1日あたり3mg程度と言われています。
海苔には1gに対して0.1mgほどヨウ素が入っていると言われてます。
量でいえば大きくはないですが、たくさん食べ過ぎてしまうと体に変化が起こる可能性はあるのです。
海産物を多く食べる習慣のある日本では、ヨウ素不足が問題となることはありません。
無理に摂取する必要はないので、あまり意識しなくてもいいでしょう。
海苔を効果的に摂取する方法
海苔は様々な栄養がつまっているので、非常に良い食材ですが、摂り方次第では注意が必要である事がわかって頂けたと思います。
ならば、より効果的に摂取したいものですね。
効果的に摂取するのであれば、目安として1日に2枚程度食べることで必要な栄養の摂取量を補うことができます。
美味しく食べて栄養を補うためには食材との組み合わせも有効です。
例えば、海苔とシジミは組み合わせとして非常に良く、しじみに含まれるビタミンB12と海苔に含まれるミネラル成分が良いとされています。
なのでこの2つを組み合わせて、みそ汁やスープにするというのは非常に良いと思われます。
まとめ
海苔には栄養がたくさんつまっている事と手軽に食べる事ができる良い食材ですね。
ただ食べ過ぎてしまうと場合によっては体調を悪くしてしまう可能性もあるので
あまり食べ過ぎないように気をつけましょう!
適度に食べる事で自分の体を健康に保つ作用を持ってますので、毎日食べて健康な体になりましょう!