「梨園」という言葉は、日本の伝統芸能である歌舞伎界を指す言葉です。

演劇や文学関係者の社会をそれぞれ「劇壇」「文壇」と呼ぶように、歌舞伎関係者の社会は「梨園」と呼ばれます。
また、「梨園の妻」という言葉もありますが、これは歌舞伎役者と結婚した女性を指す言葉で、その役割についても注目を集めています。

では、梨園や梨園の妻について詳しく解説していきましょう。

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「梨園」の由来は?

「梨園」という名称は、唐の時代の玄宗皇帝の故事「皇帝梨園弟子」が由来です。

当時、皇帝の所に集められていた宮廷楽師や官女たちは、宮廷の梨が多く植えられた場所で音楽や舞踏や脚本を指導され、役者を演じたと言われています。彼らは当時「皇帝梨園弟子」と呼ばれていました。

この故事を元に、「梨園」という名称が演劇や音楽を学ぶ者を指すようになりました。

「梨園」が歌舞伎を指すようになった理由

歌舞伎は、日本の伝統芸能で、1603年に始まり、京都で出雲阿国が始めたかぶき踊(踊念仏)が始まりです。

江戸時代に発展し、膨大なレパートリーを持ち、誇張された音楽や舞踏・芝居からなる演劇ジャンルです。

歌舞伎界を「梨園」と呼ぶようになったのは、江戸時代に漢学者が中国にならったからだと言われています。

以来、日本では歌舞伎界を指す言葉として定着しました。

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「梨園の妻」とは?

「梨園の妻」とは、歌舞伎役者と結婚した女性のことを指します。
梨園の中で結婚する場合もあります。

役割としては、ごひいき筋のお客様へのあいさつや、歌舞伎役者のスケジュール管理、着物の整理、セリフの書き抜き、台本や資料の整理、夫や子どもの送迎など、サポートが多岐にわたります。

また、歌舞伎界の知識や作法の習得も必要です。

歴代の梨園の妻には、扇 千景、富司 純子、三田 寛子、近藤 サト、藤原 紀香、前田 愛、小林 麻央などの有名人がいます。

歌舞伎界は演劇界や芸能界と深くつながっており、共演をきっかけに結婚するケースもあるようです。

梨園の妻は、歌舞伎界が重んじる格式や伝統に合わせて、多くのスキルや知識を身に着け、支える役割を担っているのです。

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