睡眠は健康的な生活を送るうえで非常に大切です。
しかし、毎日何時間眠れば良いのか?については、絶対的な基準はありません。
睡眠時間は年齢によって異なり、年を取れば取るほど短くなる傾向があります。
では、育ち盛りの10代はどれくらいの睡眠時間を取ればいいのか?
そして、睡眠不足は健康面にどんな影響を与えるのか?調べてみました。
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10代の睡眠時間はどれくらい?
今の10代の若者は毎日何時間くらい眠っているのでしょうか?
睡眠管理アプリ「熟睡アラーム」を手がけるC2(シーツー)が以下のような調査結果を公表しています。
男性の平均睡眠時間
10代:5時間49分
20代:5時間55分
30代:5時間53分
40代:5時間58分
50代:6時間06分
60代:6時間21分
70歳以上:6時間47分
全年代平均:6時間07分
女性の平均睡眠時間
10代:5時間49分
20代:6時間07分
30代:6時間07分
40代:6時間02分
50代:5時間58分
60代:6時間15分
70歳以上:6時間32分
全年代平均:6時間07分
・出典:ドリームニュース
何と男女とも10代が一番睡眠時間が短いのです。
日本人の睡眠時間は世界でも最も短い
国別で見ても、日本人の睡眠時間は最も短いという結果が出ています。
調査はヘルスケアデバイスを手掛けるフランスの企業Withings(ウィジングズ)が、日本を含めた14カ国の睡眠データを調べたもの。
1位 日本 6時間22分19秒
2位 中国 6時間32分23秒
3位 イタリア 7時間02分37秒
4位 スペイン 7時間05分52秒
5位 アメリカ 7時間09分50秒
6位 スイス 7時間14分08秒
7位 ドイツ 7時間14分20秒
8位 オーストリア 7時間14分29秒
9位 カナダ 7時間15分22秒
10位 スウェーデン 7時間17分53秒
11位 オランダ 7時間22分01秒
12位 フランス 7時間23分12秒
13位 イギリス 7時間23分52秒
14位 ベルギー 7時間24分14秒
1位の日本は14位のベルギーに比べ、睡眠時間が1時間も短くなっています。
睡眠不足が健康に与える影響
睡眠には主に3つの役割があります。
記憶の整理
脳の疲れを取り、記憶を整理します。
修復成長
傷ついた細胞を修復し、体の成長を促します。
疲労回復
体の疲れを取り、病気の回復を促します。
良い睡眠を取る方法
良い睡眠を取るには量と質が重要です。
十分な睡眠時間
睡眠は"量"が最も大事な条件です。
15~65歳では、8時間前後の睡眠時間が理想的とされていますが、日本人の平均睡眠時間はおよそ6時間。睡眠不足の人がとても多いのが現実です。
特に、10代は9〜11時間くらいが推奨されています。
安定した眠り
良い睡眠をとるためには、睡眠の"質"も重要です。
寝付きが悪かったり、夜中にたびたび目が覚める、といった「不眠」状態によって、睡眠の質は低下します。
睡眠の質を高めるには、
・就寝3時間前には夕食を済ませる
・ぬるめの入浴でリラックスする
・温かい飲み物で眠気を促す
・生活サイクルを整える
・自分に合った寝具を選ぶ
おわりに
日本人は世界で最も睡眠時間が短く、10代の睡眠時間も6時間足らずです。
睡眠不足は免疫力にも影響を及ぼすため、病気のリスクも高くなります。
また、睡眠は体の成長を促す効果があります。
10代の若者は最低でも8時間睡眠を心がけましょう。