今最近ニュースでよく耳にする海底火山による軽石問題!
みなさんは実際に見たこと、聞いたことがありますか?
沖縄在住の知り合いによると、ニュースを見て実際海行ってみると、本当にテレビで流れている通りの光景を目の当たりにしたそうです。
いつもの見慣れた景色の青く綺麗に透き通っている海が灰色に染まって軽石で埋め尽くされていたといいます。
浜辺には沢山の軽石が打ち上げられていて、袋に詰めて作業している人の姿がニュースでも報じられました。
そこで、この軽石問題についてわかりやすく解説したいと思います。
そもそも軽石とは?
みなさんは軽石と聞いてまず出てくるイメージはどのような感じでしょうか?
私は、足の角質などをお掃除する垢落としや園芸には欠かせない鉢底に敷かれている石にです。
今では100均一にも売られていて手軽に手に入りますね♪
軽石とは溶岩が急に冷えて、ガスを吹き出して固まった小さな穴が沢山ある岩石になります。
非常に軽く、水にも浮くくらいです。
今回の軽石は今年8月にあった小笠原諸島の海底火山『福徳岡ノ場』による噴火で吹き上がったものと見られています。
この火山は1986年にも噴火して、軽石が沖縄県に漂着しています。
今回の軽石の量は物凄い数で桁違いと専門家には言われています。
軽石が漂着すると何が問題なの?
軽石は主に沖縄県や九州地方の沿岸に大量に漂着していて関東にまで達しています。
この軽石は多くの問題を引き起こしています。
まず、大打撃を受けているのが海で仕事をしている方々や旅行船などです。
漁業をされている方の被害は、船のエンジンに軽石がつまり、トラブルが多発しています。
沖合に漂着したことで、船を出せずに困っている漁師さんがたくさんいます。
また、離島を結ぶ旅客船が運休したり、食品や生活用品が届くのが遅れたりもしています。
ちなみに、漁港などに漂着した軽石の回収作業は6時間で25トンも回収したそうです。
物凄い量になりますよね。
軽石問題はいつまで続く?
軽石問題が今からどうなっていつまで続くのでしょうか。
現状では、漁港などに漂流した軽石を撤去しても次々と潮の流れで軽石が漂流している状態です。
噴火したによって作られた軽石の量を推定するのは不可能なため、どのくらいでなくなるというのは今のところわかっていません。
『福徳岡ノ場』は噴火後数日でピタリと止んでいるようで、今後は新しい軽石が作られることはなさそうです。
そのうち今ある軽石が水を吸って沈むのは確実ですが、それが何時頃になるというのはわからないというのが現実です。
いつかはなくなると思います。
結局は自然の流れにまかせるしかないようです。