柏手と拍手の違いは?意味と由来も分かりやすく説明します

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拍手と柏手は一見して同じ漢字に見えますが、よくよく見ると違いますね。
実は拍手(はくしゅ)と柏手(かしわで)では意味が異なります。

柏手と言われると分からないかもしれませんが、みなさん神社などで参拝時に手を合わせて音を鳴らしたことはありますよね?

実はその作法が柏手なんですね。

今回は拍手と柏手(かしわで)の違いと意味や由来をみなさんに分かりやすく説明します!

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柏手(かしわで)の意味と由来

柏手とは神様を拝む時に両手を合わせて音を立てる作法です。

両手を合わせて音を立てる際に2回、4回、8回と鳴らすのがマナーとされていますが、一般の神社祭式では「パン、パン」と2回鳴らすことで知られているようです。

伊勢神宮などは両手を合わせて音を8回鳴らすので、八開手(やひらで)と言います。

一般的な二拝二柏手一拝などの3回以下の柏手は短柏手、短手と呼ばれています。
4回、8回などの4回以上手を打つものを長柏手、長手などと言います。

神様に願い事をする際に神様に届くように手を打ち、さらに邪気を払う意味もあるようです。

柏手は参拝などで手を打つあの「パン、パン」と音を鳴らすことなんですね!
なんだか柏手には厳かなイメージがありますよね。

拍手(はくしゅ)の意味と由来

では、拍手の意味はなんでしょうか…?

よく「拍手喝采」なんて言葉がありますが人間感動したり、素晴らしいと感じた時に手を鳴らし、拍手し音を「パチパチパチ」と音を鳴らしますよね?

両手を合わせて音を立てる拍手は歓喜の気持ちや、賞賛や賛成の時などの気持ちを表す行為です。

ピアノやヴァイオリンなどのコンサートで会場全体に、割れるような拍手が起きました!
などというような言葉よく聞きますよね。

一説によると、拍手の起源は、古代ギリシャだと言われています。
演劇を観客が褒め称えるときに手を叩いたのが始まりだとか。

観客たちはなぜ手を叩いたのかというと、手は人間の体の中でもっとも上等な部位だと考えられていたから。
手は尊いもの。その手を叩いて出る音には相手を褒める意味があるということだそうです。

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柏手と拍手の違いは?

改めて柏手(かしわで)と拍手(はくしゅ)の違いを説明します。
どちらも手を合わせて音を鳴らす行為という点では同じです。

柏手は神社などで手を打ち鳴らすこと。
拍手とは違い「厳か、清らかな音」。
神様への挨拶が柏手なんです。

柏手は、拍手のような歓喜を表す手の打ち方ではなく「パン、パン」と鳴らすだけですから。

一方、拍手は喜んだり賛成したりする時に自然と手を合わせて音を鳴らす行為です。

コンサート会場などで最高なパフォーマンスに対して手を叩きます。
つまり、拍手は気持ちを表現することができる行為なのです。

まとめ

今回ご紹介したのは柏手と拍手の違いでしたが、いかがでしたでしょうか?

柏手は神様への挨拶として古くから日本で行われている行為です。
そのため、外国の方には柏手の作法の違いは理解が難しいようです。

一方で拍手は全世界共通しているようですね。
歓喜を表す気持ちは全世界共通ですから!

スタンディングオベーション=満場総立ちは共通した拍手の行為ですね。

このように日本語には漢字が似ているが意味が異なる言葉が多くあります。

これからの時期は神社や寺院に訪れることも増えますが、柏手のマナーで迷ったときは「パン、パン」と2回鳴らせば問題はないので、覚えておくといいでしょう。

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