高層マンションと言えば、皆さんはどんな想像をしますか?
おしゃれな空間、ベランダから地上を見下ろせる絶景の景色、駅から近いなど、華やかなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
実際に高層マンションは値段が高いだけあって、そのイメージは間違っていません。
ですが一方で、地震の多い日本だからこそ、高層に住むことに不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、高層マンションで地震が起きてしまった時の安全性やその避難方法について解説していきます。
どうして高層マンションって人気なの?
前述したように、自然災害が多い日本です。
とりわけ、地震の発生頻度は全世界の中で18.5%と非常に高いものとなっています。
それでも、高層マンションが人気なのには理由があります。
高層マンションに住めるということは、それだけ収入が高い証拠となります。
つまり、それが一種のステータスになるわけです。
他人が高層マンションに住んでるって知ったら、それだけで凄いって思っちゃいませんか?
それだけで、一種の羨望の的に慣れるというわけですね。
加えて、駅や大型商業施設が近くにあったり、花火大会などでは自宅のベランダから眺めることができると、生活に利便性だけでなく華も添えられるのです。
そのため、自分の生活を豊かにしてくれる高層マンションは人気というわけです。
高層マンションって地震に弱いの?
そんな高層マンションですが、地震に弱いのでは?地震で倒壊するのでは?と考える方もいると思います。
実際の所ですが、よほど規模の大きい地震でない限り倒壊することはないとされています。
これは、今の高層マンションの耐震基準が非常に厳しいからです。
ひと昔前とは違って、この基準が厳しくなっているので、倒壊しにくくなっていると言われています。
ひと昔前と今の高層マンションを見極める参考となる目安ですが、1981年に導入された「新耐震基準」が適用されているかで考えたらよいと思います。
これは十勝沖地震や宮城県沖地震と言った規模の大きな地震で、鉄筋コンクリート建造部の被害が大きかったことで、見直された耐震基準だからです。
そのため、今の高層マンションですと、地震に対して弱いことはありません。
どうやって避難したらいいの?
次に、地震が起きてしまった時の避難方法です。
もし仮に地震が起きてしまった場合は、階段を使いましょう。
高層マンションは普段、防犯の観点から階段が使えないようになっています。
そのため、一個上の階に行くだけでも、エレベーターを使わないといけません。
そうすることで、何か事件が起きた時に捜査しやすくなるからです。
ですが、非常時には階段が使えるようになっています。
加えて、階段へのドアを開けることで防犯ブザーも鳴るようになっています。
逆にエレベーターの場合は、閉じ込められてしまう危険性があるので使わないようにしましょう。
そのため、地震が起きてしまった時は、高層マンションでも非常階段を使うようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
以上が、高層マンションが人気な理由、地震でも安全な理由、その避難方法に関する紹介でした。
高層マンションへの転居を検討している方もいると思います。
高層マンションのメリット・デメリットをしっかりと把握したうえで転居を決めたいものですね。