給料はいいけど、健康の面が心配な夜勤。
一回や二回ならいいけど、継続して続けていくことでどう健康に影響するのか気になる方だっていると思います。
この記事を読んでいる方の中には、「夜勤は寿命が縮んでしまう」と思っている人もいるんじゃないでしょうか?
そこで今回は、夜勤をすることでどう具体的に健康へ影響を及ぼすのか解説していきます!
そもそも夜勤が健康に悪いと言われる理由
そもそも夜勤が健康に悪いと言われている理由ですが、一番は昼夜逆転生活による睡眠不足が原因だと言われています。
人間と言うのは元々、陽が昇っている時間に起きて、陽が沈むとともに眠る生き物です。
つまり、夜勤というのは人間の本能に逆らっているというわけです。
だからこそ、睡眠不足へと繋がっていくのです。
睡眠不足が体に及ぼす影響
では、睡眠不足は体にどんな影響を及ぼすのか?
以下のようなことが挙げられます。
・胃痛
・自律神経の乱れによるイライラ
・うつ病になりやすくなる
・頭がボーッとする
・慢性的な疲労
・メンタルが安定しない
統計・論文からみる夜勤が寿命に及ぼす影響
では、夜勤が寿命を縮めるのかということですが、明確な根拠はありません。
ですが、寿命を縮める可能性は高いです。
実際にこんな実験結果があります。
京都府立大の研究チームが、長期間にわたって頻繁に昼夜逆転したマウスの死亡率を調べました。
すると、体内時計が乱されると、死亡率が高まることが明らかになったのです。
・出典:頻繁に昼夜逆転→死亡率高く きついシフトをマウス実験:朝日新聞デジタル
また、2007年にWHOは体内時計を乱す交代勤務は、がんのリスクが高くなると発表しています。
そのため、夜勤勤務は健康に悪影響を及ぼす可能性が高いですし、寿命を縮めてしまう可能性があるのです。
早死する職業ランキング
日刊SPA!が行った「早死にする職業ランキング」では、以下の職業が上位になっています。
1位 大手広告代理店の営業
2位 IT企業の下請けSE
3位 チェーン飲食店店長
4位 若手官僚
5位 病棟勤務の看護師
6位 タクシー運転手
7位 LCCの客室乗務員
8位 自衛官
9位 公立学校の教員
10位 トラック運転手
・出典 日刊SPA!「早死する職業ランキング」
どの職業も夜勤があるか夜中までの仕事がある、もしくは昼夜問わない業務のある仕事です。
こうしてみてみると、やっぱり夜勤があると寿命は短くなる傾向にあるようです。
夜勤をする人の健康対策
まずはしっかりとした睡眠をとる様にしましょう。
夜勤明けだと朝なので「とりあえず食って寝よう」となるかもしれないですが、食事を摂ってすぐ寝るのはよくありません。
食べ物が胃に入っている状態では、消化しようとして内臓が休まらないので睡眠の質が悪くなるからです。
なので長く寝たとしても、思ったより疲れが取れなかったりもします。
なのですぐに寝る時は、食事はしないで睡眠をとって、起きてからしっかり食べるようにしましょう。
そして、食事は抗酸化作用のある食事を取るようにしましょう。
夜勤で生活習慣が乱れると、どんどん体が酸化していく傾向にあります。
なので野菜や果物などの抗酸化作用のある物を多く取る様にしましょう。
あとは、軽い運動を取り入れるようにしましょう。
軽い運動を取り入れる事で体の老廃物が出て行きやすくなり、疲れも取れやすくなります。
軽い運動は、人によって違いもありますが、常に運動してない人は、ストレッチやウォーキングだけでも軽い運動になると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
健康に及ぼす影響を無視できない夜勤勤務。
今、夜勤している方もこれから夜勤をしようか検討している方も、どちらが自分の将来にプラスに働くかしっかりと見定めて決断してもらいたいと思います。