かつてはお茶の間の中心だったテレビ。
しかし今、急速にテレビ離れが進んでいます。
特に、若者世代は顕著で、10代、20代の半数が見ないという衝撃的なデータもあります。
そこで、その理由を調べてみました。
10代、20代の半数はテレビを見ない
ここに来て急速に進むテレビ離れ。
その実態を調査した衝撃的な数字があります。
NHK放送文化研究所の調査によると、
平日に「見た」という人は、
・10~15歳 56%
・16~19歳 47%
・20代 51%
10代、20代のおよそ半数がテレビを見ていないと回答。
5年前の調査と比較すると、テレビを見る人は20%以上減っているのです。
上の年代でも、テレビ離れは進んでいて、30代63%(12%減)、40代68%(13%減)となっています。
減少率が低いのは、50代83%(7%減)、60代(前回と同じ94%)だけで、今やテレビは高齢者のメディアとなっているのです。
・出典元 朝日新聞デジタル
テレビを見ない人の理由
なぜテレビを見る若者が減ったのか?
主な理由はインターネット、スマホの普及ですが、テレビ業界関係者がショックを受けているのは「テレビはつまらない」という声が多かったことです。
ちなみに、「テレビを見ない人」で検索してみると、
「つまらない」「おかしい」という関連ワードが出てきます。
さらに、「テレビ見ない人 おかしい」で検索すると、
「賢い人はテレビを見ない」「テレビ見ない うざい」というワードが出てきます。
テレビが嫌いなのはなぜ?
では、テレビのどこが嫌いなのか?
ネットの声を集めてみると、
・出てる人がいつも同じで飽きた
・報道が偏向している
・ドラマやバラエティを観ても面白いと思えなくなった
・うるさいから見ない
・スマホの方が楽しい
・YouTubeに慣れるとテレビは不便
多くの人がテレビは面白くないから見ないと答えているのです。
ただ、その一方で、テレビを見ない自分がどう見られているかを気にする人も一定数います。
テレビを見ない人はつまらない人?
「テレビを見ない人 つまらない」という検索結果から見えてくるのは、テレビ番組がつまらないから見ないという理由だけではありません。
テレビを見ない人はつまらない人だと思われているのではないか?
そんな不安を感じている人たちの存在も忘れてはいけません。
ネットを検索してみると、悩み相談サイトには「テレビを見る習慣の無い人ってつまらない人ですか?」といった質問が見つかるのです。
テレビ好きな人から見ると、テレビを見ない人は世の中の流行に関心がない人だと思われるのを恐れているのです。
まとめ
かつては共通の話題だったテレビ。しかし、今は若い世代の間で急速にテレビ離れが進んでいて、いずれこの世代が社会の中心になっていきます。
そうなれば、テレビを見ないのがあたりまえの時代が来るかもしれませんね。