職場でパワハラを受けている…そんな時、どこに相談すればいいのかわからないですよね。
厚生労働省によると、パワハラの相談件数は年々増加しており、2022年には過去最多の3万5000件を超えています。
パワハラは、仕事のパフォーマンスや精神的な健康に深刻な影響を与える可能性があります。一人で抱え込まず、ぜひ相談窓口を活用しましょう。
Contents
労働基準監督署はパワハラの相談窓口として使えるの?
結論から言うと、労働基準監督署は、パワハラの相談窓口として利用できます。
しかし、労働基準監督署の役割は、あくまでも労働条件や安全衛生に関するトラブルの解決であり、パワハラ問題の直接的な解決は行いません。
労働基準監督署でできること
・パワハラの相談を受け、ハラスメントの種類や内容を把握する
・事業主に対して指導を行う
・必要な場合には、労働委員会へのあっせんを行う
・証拠の保全を支援する
・刑事告訴を勧告する
労働基準監督署に相談する際の注意点
相談は本人または代理人が行う必要があります。
相談する際には、具体的な日時や場所、内容などをメモしておくとスムーズです。
録音や録画などの証拠があれば、それも持参しましょう。
相談は無料です。
相談内容は秘密厳守されます。
労働基準監督署の総合労働相談コーナー
各都道府県の労働基準監督署には、総合労働相談コーナーが設置されています。
総合労働相談コーナーでは、パワハラ以外にも、いじめや差別、賃金未払いなどの職場に関するあらゆる相談を受け付けています。
相談方法
・電話
・窓口来訪
・インターネット
・相談窓口
よくある質問Q&A
Q: パワハラを受けていると思うのですが、まだ確信が持てません。相談しても大丈夫でしょうか?
A: 大丈夫です。パワハラかどうか判断するのは難しい場合もありますので、まずは相談窓口に話を聞いてみましょう。
Q: 相談したことが会社にバレてしまうのではないかと心配です。
A: 相談内容は秘密厳守されますので、安心して相談してください。
Q: すぐに会社を辞めたいのですが、どうすればよいですか?
A: 労働基準監督署では、退職に関する個別的なアドバイスは行っていません。
弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
まとめ
パワハラは決して一人で抱え込むべきではありません。
労働基準監督署などの相談窓口を積極的に活用し、解決に向けて行動しましょう。