スーパーやコンビニで食品を買うときに気になるのが表示です。

品質表示には「賞味期限」と「消費期限」の2つがあります。
どちらも安全においしく食べられる期間のことを言いますが。この違いは何なのか?

あなたはわかりますか?

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賞味期限とは?

賞味期限は「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のことを言います。

その期限は袋や容器に書かれてある年月日まで。
開封せずに明記されている保存方法を守って保存していた場合の期限です。

スナック菓子やカップ麺が該当します。

袋や容器を一度開けてしまった場合は、賞味期限に関係なく早めに食べる必要があります。

消費期限とは?

消費期限は「安全に食べられる期限」のことを言います。
コンビニなどで買うお弁当、サンドイッチ、おにぎりなどいたみやすい食品に表示されています。

つまり、期限を過ぎたら、「食べない方がいい食品」のことです。

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賞味期限と消費期限の違いは?

賞味期限と消費期限の違いは、

・賞味期限「美味しく食べられる期限」→弁当、サンドイッチ、おにぎりなど
・消費期限「安全に食べられる期限」→スナック菓子、カップ麺など

ということになります。

賞味期限はどうやって決められる?

賞味期限は食品メーカーが品質をベストで保持できると検査などで確認した期間に安全係数として0.8以上をかけ算して決めています。

1以下の安全係数をかけ算することで期限を短くし、安全や品質に問題がないようにしているのです。

賞味期限切れの食品はどれくらい過ぎても食べられる?

賞味期限を過ぎた食品であっても、すぐに食べられなくなるわけではありません。

賞味期限は品質劣化が比較的遅い加工食品に表示されているため、ある程度期限が過ぎている食品でも食べられます。

では、賞味期限をどれくらい過ぎても食べられるのか?

仮に安全係数が0.9であると想定した場合は、賞味期限(月数)に0.1をかけ算します。
これにさらに2分の1をかけることで賞味期限を過ぎた食品の食べられる日数とされます。

賞味期限を過ぎた食品の食べられる月数=賞味期限(月数)×0.1×0.5

たとえば、賞味期限が1年なら、食べきる目安は1年(=12カ月)×0.1×0.5=0.6カ月です。

したがって18日間過ぎていても食べられるというわけです。

ちなみに、賞味期限が3年ならおよそ2カ月、5年なら3カ月まで過ぎても大丈夫という計算になります。

消費期限切れの食品はどれくらい過ぎても食べられる?

消費期限の過ぎた食品は品質が急速に劣化しやすい食品に付けられる加工食品に表示されているため、期限を過ぎたら食べない方がいいです。

たとえば、コンビニのお弁当。消費期限が過ぎてしまったら食べない方が賢明ですが、消費期限が1分でも過ぎたら食べられなくなるというわけではありません。

ツィッターなどに投稿された「実際に期限切れのコンビニ弁当を食べてみても大丈夫だった」という人の声を見てみると、冷蔵庫で保存しておけば3日は大丈夫ということです。

コンビニは期限切れの弁当は廃棄しているため、すぐに食べる分には大丈夫ですが、冷蔵庫に保存する場合は、食材によって劣化スピードは異なるので、注意が必要です。

おわりに

ということで、賞味期限と消費期限の違いについてご紹介しました。

もう一度違いをまとめると、

・賞味期限「美味しく食べられる期限」
・消費期限「安全に食べられる期限」

期限の過ぎた食品でもすぐに食べられなくなるわけではありません。

食べられるかどうか悩んだときはこの記事を参考にして頂ければと思います。

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