気候変動問題で環境大臣として国際デビューを果たした小泉進次郎氏。
「毎日でもステーキを食べたい」という発言が物議を醸しました。
牛が排出する温室効果ガスが問題になっているからです。
そんな肉食の人たちの対極にあるのが菜食主義者。
いわゆるベジタリアンと呼ばれる人たちです。
ところで、こうした菜食主義者を指す言葉は他にもあります。
それはビーガンとマクロビオティックです。
ベジタリアンとはどこが違うのでしょうか?
ベジタリアンとは?
ベジタリアンは肉を食べない人、菜食主義者のことです。
ただ一口にベジタリアンと言っても種類があります。
・ラクト・ベジタリアン
乳製品と菜食
・ラクト・オボ・ベジタリアン
乳製品と卵・菜食
・ペスコ・ベジタリアン
乳製品と卵に加え、魚は食べてもいい
ビーガンとは?
ビーガンは動物性食品を一切食べない人たち。
「完全菜食主義者」です。
乳製品や卵だけでなく、肉や肉の骨、魚介からとったスープ、ハチミツも口にしません。
ビーガンのタンパク質供給源は豆類。
大豆や味噌、豆腐を摂ります。
海外セレブの間でもビーガンが注目されていて、マドンナやアリアナ・グランデなども実践者として知られています。
マクロビオティックとは?
マクロビオティックは長寿法を意味する言葉。
日本で生まれた陰陽論を交えた食事法です。
玄米を主食とし、野菜や漬物や乾物などを副食とします。
また、砂糖は使用せず、米飴やメープルシロップなどで代用。
調味料も鰹節や煮干しなどは使わず、昆布や椎茸を使用します。
菜食主義者は健康?
菜食主義者というと健康的なイメージがあります。
実際、肉を食べる人に比べると、がんや心臓病などの発症リスクが低いという研究結果が多くあります。
また、肉やチーズなどは酸性食品に分類されますが、酸性食品を食べすぎると、糖尿病のリスクが上昇するという報告もあります。
しかし、その一方で、身体に悪いという説もあります。
それは栄養素、特にタンパク質の不足。
人間は生命を維持する上で、アミノ酸が必須です。
アミノ酸は肉類など動物性タンパク質を含んだ食品に豊富に含まれています。
一方、菜食主義者は豆類で植物性タンパクを摂取しますが、アミノ酸の含有量が動物性タンパク質に比べると、少なめです。
また、タンパク源を植物性で摂取していると、ビタミンB12、鉄分が不足します。
ビタミンB12や鉄分が不足すると、貧血や神経の機能低下、生理が止まるなどの原因になります。
実際、菜食主義を止めたら健康になったという人も少なくありません。
まとめ
菜食と肉食はどちらが健康に良いのか?
これはどちらにも言い分があり、結論が出にくい問題です。
ちなみに、僕は肉食派ですが、やはり野菜は摂るようにしています。
菜食=ヘルシーというイメージはやはり強いんでしよね。
ただ何事も行き過ぎは良くありません。
結局はバランスの取れた食事が一番だと思うのですが、いかがでしょうか?