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2026年9月27日、愛知・名古屋アジア大会の陸上女子100mハードルで、福部真子選手が12秒74をマークし、見事に金メダルを獲得しました。

日本勢が同種目で優勝するのは44年ぶりという快挙です。

しかし、福部真子選手は順風満帆にこの舞台へたどり着いたわけではありません。

福部選手が闘ってきたのが「菊池病(きくちびょう)」と呼ばれる病気です。

「菊池病ってどんな病気?」
「治る病気なの?」
「福部真子選手はいつ発症したの?」

このような疑問を持った人も多いのではないでしょうか。

この記事では、福部真子選手が公表した菊池病について、症状や原因、治療法、これまでの経緯をわかりやすく紹介します。

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福部真子選手が金メダルを獲得

福部真子選手は2026年9月27日、愛知・名古屋アジア大会の女子100mハードル決勝に出場。

向かい風0.2mのなか、12秒74で優勝しました。

日本勢の女子100mハードル優勝は44年ぶり2人目という快挙です。

福部選手はレース後、スタートラインに立つまで「無理かな」と思う期間が長かったことを明かしています。

その背景にあったのが、菊池病による長期間の体調不良でした。

福部真子選手が闘う「菊池病」とは?

菊池病とは、主に首のリンパ節に炎症が起こる病気です。

正式には「組織球性壊死性リンパ節炎」と呼ばれ、「菊池・藤本病」と呼ばれることもあります。

若い世代、特に若年女性に多いとされ、代表的な症状として発熱や首のリンパ節の腫れ、痛みなどがあります。

名前だけを見ると重い病気をイメージしてしまうかもしれませんが、基本的には良性の疾患で、多くの場合は時間の経過とともに症状が改善するとされています。

一方で、高熱や強い倦怠感などが長期間続くケースもあり、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。

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菊池病の主な症状

菊池病では、次のような症状がみられることがあります。

  • 首のリンパ節が腫れる
  • リンパ節が痛む
  • 発熱・高熱
  • 強い倦怠感
  • 体重減少
  • 吐き気・嘔吐
  • 下痢など

特に特徴的なのが「首のリンパ節の腫れや痛み」と「発熱」です。

福部真子選手の場合も、最初は首付近に激しい痛みを感じ、その後、発熱を繰り返したと報じられています。

福部真子選手はいつ菊池病になった?

福部真子選手が異変を感じたのは、2024年10月中旬でした。

朝起きると首のあたりに激痛があり、首を動かすこともつらい状態だったといいます。

当初は熱がなく、筋肉痛のようなものだと思っていたものの、その後は週に1回ほど発熱するようになりました。

さらに11月上旬には39度の高熱が出るなど体調が悪化。

血液検査では当初大きな異常が見つからなかったものの、精密検査を経て、2024年11月19日に「菊池病」と診断されました。

福部選手は同年12月、自身のSNSで病気を公表しています。

高熱が続き体重も減少

トップアスリートである福部真子選手にとって、菊池病は競技生活にも大きな影響を与えました。

高熱などによって思うように練習できず、治療後に練習を再開した際には体重が約3kg減っていたことも明かされています。

一時は競技を続けることさえ難しいのではないかと考えたといいます。

福部選手は後のインタビューで、菊池病になった際に「引退しないといけないのかな」と思ったことを振り返っています。

2026年の金メダルは、こうした苦しい時期を乗り越えてつかんだものだったのです。

菊池病の原因は?

菊池病について現在もはっきりしていないのが「原因」です。

病因は不明ですが、感染因子に対する免疫反応が関係している可能性などが考えられています。

ウイルス感染などとの関連も推測されていますが、「このウイルスが原因」といった明確な原因が確立されているわけではありません。

そのため、予防法についても確立されていないのが現状です。

菊池病は治るの?

菊池病について最も気になるのが、

「治る病気なの?」

という点ではないでしょうか。

菊池病は基本的に良性の病気で、多くの場合は自然に症状が改善していくとされています。

医学文献でも数か月以内に自然軽快することが多いとされています。

ただし、症状の程度や回復までの期間には個人差があります。

「良性だからすぐ治る」「放置しても大丈夫」と自己判断するのは避ける必要があります。

菊池病の治療方法は?

菊池病には、原因そのものを取り除く確立された治療法があるわけではありません。

自然に改善するケースでは経過観察が行われることがあり、症状が長引いたり強かったりする場合には、症状に応じた治療が検討されます。

医学文献では、症状が遷延する場合にステロイドや非ステロイド性抗炎症薬などが用いられることがあるとされています。

福部真子選手も治療目的でステロイドを服用し、その後、熱が治まったと語っています。

なお、実際の治療方法は症状や状態によって異なるため、医師による診断と治療が必要です。

菊池病は診断が難しいことも

菊池病で注意したいのが、ほかの病気との区別です。

発熱やリンパ節の腫れといった症状は、さまざまな病気でも起こります。

そのため、感染症や自己免疫疾患、悪性リンパ腫などとの鑑別が重要になります。

福部真子選手の場合も、最初の血液検査では異常なしとされ、その後も高熱が続いたことから再検査や精密検査を受け、菊池病の診断に至っています。

首のリンパ節の腫れや原因不明の発熱などが長く続いている場合は、自己判断せず医療機関を受診することが大切です。

福部真子選手が菊池病を公表した理由

福部真子選手が病気を公表した背景には、同じ病気で苦しむ人への思いがありました。

福部選手自身、病気になった当初は情報が少ないなか、SNSなどで見つけた同じ病気の人の体験談に救われたと語っています。

その経験から、自分の体験も誰かの助けになればという思いで公表を決めました。

その後、福部選手のもとには、菊池病への理解不足によって学校や仕事などで苦労した人たちからも声が届いたといいます。

福部選手は、菊池病の認知が広がることで、患者が少しでも生活しやすい社会になってほしいという思いも語っています。

トップアスリートによる病気の公表には、菊池病そのものを多くの人に知ってもらうという大きな意味もありそうです。

菊池病を乗り越えて44年ぶりの金メダル

菊池病の発症後、福部真子選手は満足に練習できない時期を経験しました。

「もう終わりかな」と思ったこともあったといいます。

それでも競技を続け、2026年9月27日の愛知・名古屋アジア大会女子100mハードル決勝で12秒74を記録。

日本勢として44年ぶりとなる金メダルを獲得しました。

単なる金メダルではなく、病気による長期間の体調不良や競技を続けられないかもしれないという不安を経験した末につかんだ金メダルだったことがわかります。

まとめ

今回は「金メダルの福部真子選手が闘う菊池病とは?」というテーマで紹介しました。

菊池病は正式には「組織球性壊死性リンパ節炎」と呼ばれ、主に首のリンパ節の腫れや痛み、発熱などが現れる病気です。

原因については現在も明確にはわかっていません。

多くの場合は時間の経過とともに改善するとされていますが、症状や回復までの期間には個人差があり、福部真子選手のように高熱や体重減少などによって日常生活や競技生活に大きな影響が出ることもあります。

福部選手は2024年に菊池病を公表し、一時は競技生活そのものを諦めることまで考えました。

それでも競技へ復帰し、2026年の愛知・名古屋アジア大会では女子100mハードルで金メダルを獲得。

日本勢44年ぶりの優勝という快挙を成し遂げました。

今回の活躍をきっかけに「菊池病」という病気を初めて知った人も多いでしょう。

福部真子選手の金メダルは競技での快挙であると同時に、まだ十分に知られていない菊池病に注目が集まるきっかけにもなりそうです。

※この記事は一般的な情報を紹介するもので、医学的な診断や治療を目的としたものではありません。発熱やリンパ節の腫れなど気になる症状がある場合は、医療機関に相談してください。

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