夏になるとニュースで耳にする機会が増えた「クーリングシェルター」。
「どんな施設なの?」
「誰でも利用できるの?」
「お金はかかるの?」
このような疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
近年は猛暑が続き、熱中症による救急搬送も増加しています。そのため、自治体では暑さから命を守るための取り組みとして「クーリングシェルター」を設置しています。
この記事では、クーリングシェルターの意味や特徴、利用方法についてわかりやすく解説します。

Contents
クーリングシェルターとは?
クーリングシェルターとは、暑さをしのぐために一般開放される冷房設備のある施設です。
正式には**「指定暑熱避難施設」**と呼ばれています。
気温が特に高くなり、熱中症の危険性が非常に高いと予想される日に、誰でも一時的に避難して体を冷やせる場所として利用できます。
施設には、
- 市役所・町役場
- 公民館
- 図書館
- コミュニティセンター
- ショッピングセンター
- スーパーマーケット
- ドラッグストア
などが指定されることが多く、自治体によって設置場所は異なります。
なぜクーリングシェルターが作られたの?
近年、日本では35℃を超える猛暑日が珍しくなくなりました。
特に高齢者や子どもは熱中症のリスクが高く、エアコンのない場所では命に関わる危険があります。
そこで、2024年4月に全面施行された改正気候変動適応法により、自治体がクーリングシェルターを指定・開放できる制度が始まりました。
熱中症特別警戒アラートが発表された際には、多くの自治体で積極的に利用が呼びかけられます。
クーリングシェルターの特徴
1. 冷房が効いた施設で涼める
最大の特徴は、エアコンが効いた室内で暑さを避けられることです。
炎天下を歩き続けるよりも、短時間でも体を冷やすことで熱中症のリスクを下げられます。
2. 誰でも利用できる
基本的には、
- 高齢者
- 子ども
- 妊婦
- 観光客
- 外出中の人
など、誰でも利用できます。
利用対象は自治体によって異なる場合がありますが、多くの施設では広く一般に開放されています。
3. 利用料は無料
ほとんどのクーリングシェルターは無料で利用できます。
予約も不要な場合が多く、暑さを感じたときに気軽に立ち寄れるのが魅力です。
4. 熱中症特別警戒アラート時に開放される
特に危険な暑さが予想される日は、
熱中症特別警戒アラート
が発表されます。
その際に、自治体が指定するクーリングシェルターが開放されます。
ただし、自治体によっては通常の暑い日でも利用できる施設があります。
クーリングシェルターの利用方法
利用方法はとても簡単です。
STEP1 近くの施設を探す
自治体のホームページや広報誌などで、利用できる施設を確認します。
最近では地図で公開している自治体も増えています。
STEP2 開放時間を確認する
施設ごとに利用時間が異なります。
例えば、
- 午前9時~午後5時
- 図書館の開館時間内
- 商業施設の営業時間内
などさまざまです。
STEP3 施設内で休憩する
施設に着いたら、
- 椅子に座る
- 水分補給をする
- 体を冷やす
などして体温を下げましょう。
長時間滞在する施設ではないため、周囲への配慮も大切です。
利用するときの注意点
水分は自分で用意する
施設によっては飲み物の提供がありません。
外出時は、
- 水
- お茶
- スポーツドリンク
などを持参すると安心です。
ルールを守る
クーリングシェルターは公共施設や民間施設を利用しています。
そのため、
- 大声で話さない
- ゴミを持ち帰る
- 長時間占有しない
など、マナーを守って利用しましょう。
開放日以外は利用できない場合も
施設によっては、
熱中症特別警戒アラート発表時のみ開放
という場合があります。
事前に自治体の情報を確認することが大切です。
クーリングシェルターとクールシェアの違い
よく似た言葉に「クールシェア」があります。
違いは次のとおりです。
| クーリングシェルター | クールシェア |
|---|---|
| 熱中症から命を守る避難施設 | 涼しい場所をみんなで利用する取り組み |
| 自治体が指定する施設 | 家庭・公共施設・商業施設など幅広い |
| 特別警戒アラート時に活用されることが多い | 夏全体を通して推進される省エネ活動 |
クーリングシェルターは「命を守るための避難場所」、クールシェアは「暑さ対策と節電の取り組み」と考えるとわかりやすいでしょう。
よくある質問
誰でも利用できますか?
はい。
基本的には誰でも利用できます。
ただし、施設によって利用条件が異なる場合があります。
利用料金はかかりますか?
ほとんどの施設は無料です。
飲食はできますか?
施設ごとのルールによります。
飲み物は問題ない場合が多いですが、食事は禁止されていることもあります。
子どもだけでも利用できますか?
自治体や施設のルールによります。
小さな子どもは保護者と一緒に利用することが推奨されています。
まとめ
クーリングシェルターとは、暑さから身を守るために自治体が指定する冷房設備のある避難施設です。
特徴をまとめると、
- 冷房の効いた施設で休憩できる
- 基本的に無料で利用できる
- 誰でも利用しやすい
- 熱中症特別警戒アラート時などに開放される
- 自治体ごとに設置場所が異なる
近年は危険な暑さが続く日が増えています。
外出中に体調が悪くなりそうだと感じたら、無理をせず近くのクーリングシェルターを利用しましょう。
暑さを我慢しないことが、熱中症を防ぐ最も大切なポイントです。






