歴史上の人物ランキングというのは、これまでもいろんな調査で発表されてきました。
しかし、歴史上の人物を「女性」だけに限ったランキング調査というのはなかなか見かけませんね。
そんな興味深い調査を見つけました。
1位に選ばれたのは、あの謎多き女性でした。
そこで、歴史上の人物の女性ランキングをご紹介したいと思います。
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歴史上の人物の女性ランキング
では、歴史上の人物の女性ランキングトップテンです。
第1位 卑弥呼 16.1%
第2位 紫式部 9.9%
第3位 北条政子 7.4%
第4位 おね(ねね、北政所) 4.6%
第5位 天璋院篤姫、小野小町 4.1%
第7位 巴御前 3.9%
第8位 新島(山本)八重 3.4%
第9位 お市 3.3%
第9位 細川ガラシャ 3.3%
・出典:PHPオンライン衆知
歴史上の女性第1位は卑弥呼
1位はあの「卑弥呼」という結果でした。
目立ったのは、謎が多くミステリアス、神秘的という声。
また、女王として日本国に君臨したことも評価されたようです。
2位も興味深い結果になりました。
選ばれたのは、紫式部。
そう、「源氏物語」の作者です。
千年以上前の作品が今でも読み継がれていることが高く評価されたようです。
面白かったのが、紫式部と同時代に活躍した清少納言がランクインしていなかったこと。
「枕草子」が有名で、今で言うエッセイストですが、意外と人気がありません。
やはりエッセイは「恋愛小説」には勝てないようです。
紫式部は清少納言をライバル視していた!?
紫式部が仕えていたのは藤原彰子(ふじわらのしょうし)。
清少納言が仕えていたのは藤原定子(ふじわらのていし)。
どちらも一条天皇の妃となる女性です。
そんな人物に仕えていたわけですから、紫式部も清少納言も相当なエリート女性であったことは間違いありません。
しかし、清少納言は1001年に宮廷内から去っていて、紫式部が宮仕えを始めたのは、1006〜1007年ごろ。2人が同時に宮内にいたことはありません。
ただ、紫式部は優秀だった清少納言のことを強く意識していて、ライバル視していたようです。
3位以下の女性も優秀で美人揃い
3位の北条政子は源頼朝の妻で、鎌倉幕府を主導した女性。
リーダーシップを評価されたようです。
4位に入ったおね(ねね、北政所)は、豊臣秀吉の正室。
秀吉には、茶々(ちゃちゃ)などたくさんの側室がいましたが、大きな器で秀吉を支えたところが人気の秘密みたいです。
5位にランクインした天璋院篤姫は、薩摩が生んだ幕末の才女。
大河ドラマでも話題になりました。
同じく5位の小野小町は、日本が誇る絶世の美女。ランクインは当然という感じです。
7位以下も「巴御前」「新島(山本)八重」「お市」「細川ガラシャ」など、歴史を動かした女性がトップテン入りしています。
トップテン入りしなかった歴史上の女性
11位以下には、市川房枝、川島芳子などが入っています。
一方、トップテンには入らなかったものの、ジャンヌ・ダルクやナイチンゲールなど海外の人物も票を集めたようです。
おわりに
ということで、歴史上の人物ランキング女性版を紹介しました。
「卑弥呼」が1位というのは、納得できる結果だったのではないでしょうか?
2位の「紫式部」も異を唱える人はいないと思います。
こうしてランキングを改めて見ると、日本には優秀で強い女性がたくさんいたんですね。