肌寒くなってきて、熱燗が美味しい季節になってきましたね。
温かいお鍋やおでんをつつきながらの一杯は格別です!

家に頂いた日本酒があるけれど、お酒の賞味期限って一体どれくらいなのか気になりますよね。
さて、今回はそんな日本酒の賞味期限や美味しく飲む為のベストな保存方法を調べてみました。

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日本酒の賞味期限は? 未開封と開封の違い

気になる日本酒の賞味期限ですが、一般的にはどれくらいで賞味期限が切れるのでしょうか?
実は日本酒には正式な賞味期限がありません。

賞味期限が無いって驚きですよね!

ほとんどの食品や飲み物には賞味期限や消費期限が記載されていますが、日本酒には賞味期限の
記載がありません。

これは、アルコールの殺菌作用で腐敗が進みにくく、長期の保存が可能な為に賞味期限の
記載義務がないのです。

日本酒だけではなく、ウィスキーやワイン、焼酎なども賞味期限の記載がないのが一般的です。

賞味期限の記載がないということは、3年後や5年後など、いつ飲んでも美味しい状態が楽しめるのか?と思いますが、そうではないようです。

賞味期限の記載はありませんが、日本酒には『製造年月日』というものが必ず記載されています。
未開封の状態であれば、健康上の問題なく飲めることが多いのですが、味には変化が出てきます。

では、どれくらいで飲むのが美味しさを味わえるのかと言うと、通常の日本酒の場合、製造年月日から約1年が美味しく飲める期間だと言われています。

通常の日本酒とは、お酒を搾った後と、瓶に入れる前の2回『火入れ』という加熱処理を行った日本酒のことを言います。

そして日本酒には他にも生貯蔵酒というものがあり、こちらは製造年月日から約6カ月間が美味しく飲める期間と言われています。
生貯蔵酒とは出荷前に一度だけ火入れを行ったものです。

また、一度も火入れを行わない日本酒を生酒と呼び、こちらは製造年月日から約3カ月が飲みごろとと言われています。

開封前の通常の日本酒の場合(火入れを2回行ったもの)は、常温での保存も可能ですが、それ以外の場合は必ず冷蔵庫で保存しましょう。

では、開封した日本酒はどれくらい美味しく飲むことができるのでしょうか?

一般的に2~3日程度は、あまり味に変化は見られませんが、1週間もたつとまるで別物のように感じるほど味が変わってしまいます。

とくに、一度も火入れをしていない生酒は開封後なるべく早く飲まれることをおすすめします。
もし、一度に飲みきれないという場合は栓を清潔に保ち、冷暗所で保管しましょう。

もし味が変わってしまった日本酒は、料理に使うと良いでしょう!

日本酒を美味しく飲むためのベストな保存方法

せっかくの美味しい日本酒、出来ることなら1日でも長く美味しく頂きたいですよね。
日本酒の美味しさをキープするためにはどうすればよいのでしょう。

まずは、温度変化が少ない場所で保存することが大事なポイントとなります。
日本酒は急な温度変化に弱く劣化してしまいますので、できるだけ温度変化の少ない場所に置いてあげましょう。

また、直射日光にも大変敏感で、30分程度光を浴びただけで劣化してしまうため、必ずお酒に光が当たらないように注意しましょう!

次に、日本酒は非常に匂いを吸収しやすい性質のため、匂いの強いものと一緒に保存すると、お酒に匂いがうつってしまいます。

こうなってしまうとせっかくの日本酒が台無しですよね。
開封後の日本酒は、より匂いがうつりやすいため、注意が必要です。

日本酒は湿度にも敏感な為、湿度が高い場所だと香りや色に影響してしまいます。
栓がきちんと閉まっていないと、さらに湿気の影響を受けやすくなる為注意が必要です。

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賞味期限が過ぎた日本酒を飲んでも大丈夫?

ご紹介したように、日本酒には基本的には賞味期限がありませんが、美味しく飲める期間が過ぎた日本酒や、開封から時間がたった日本酒は飲んでも大丈夫なのでしょうか?

基本的に開封前の日本酒であれば健康上に問題はないようです。
開封後の日本酒は、空気に触れ急速に劣化が進んでしまいますので、早めに飲んだ方が良さそうですね。

まとめ

美味しい食事と相性抜群の日本酒。

日本酒は飲むのはもちろんですが、料理に入れると具材を柔らかくしてくれたり、お風呂に入れると血流がよくなりポカポカになったりと、体にも嬉しいお酒です。

若い方だと飲んだことない方も多いかもしれませんが、これを機会にぜひ試してみてはいかがでしょうか。
自分だけのお気に入りの一本を見つけてみるのも良いですね。

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