毎日刻々と変動する為替相場。

「1ドル=〇円」円の数字が、
小さくなったのに円高?
大きくなったのに円安?

そう思ったことがあるのは私自身でもありました。

皆さんのなかにも、ちょっと疑問に思っていた、という人もいるのではないでしょうか?

そんな円高円安のちょっとした疑問に分かりやすく解説したいと思います。

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円高とは?メリットとデメリット

為替相場が「1ドル=〇円」と表示されているのをテレビなんかで見たことがあるかと思います。

昨日「1ドル=110円」だった為替相場が、今日は「1ドル=80円」に変動したとします。

円の数字が小さくなったから円安でしょ?
なんて思ったことはありませんか?

円高とは、ドルやユーロなどの外貨に対して、円の価値が高くなることです。

「1ドル=110円」これは、ドルの価値が110円ということ。
「1ドル=80円」なら1ドルの価値が80円ということを表しています。

なのでドルの価値が110円から80円に下がった、ということになります。
これがドル安です。

ドルの価値が下がると、円は価値が上がるので円高。
円高ドル安です。

では、5,000円でどれだけのドルと交換ができるのでしょう。

昨日は、45ドルとしか交換することができなかったのに、今日は62ドルと交換することができるということになります。

昨日よりも多くのドル(外国通貨)と交換できることが分かりますよね。

なので、海外旅行にいくなら円高のときがお得。

また、日本には、ガソリンや、衣料、食品などなど輸入品がたくさん!
そんな輸入品が割安で購入できるので、日本国内の物価も安くなるということです。

一見すると、円高はデメリットがないような気がします。

しかし、海外の人からみるとどうでしょう?
日本の物が高くなるので売れなくなってしまいますし、日本への旅行はちょっと控えようかなと思うかもしれません。

そうすれば、日本での消費が減少、日本国内での生産も減ってしまいます=利益がなくなる、お給料が減る、または雇用が少なくなる、といったような不景気に繋がっていくのです。

円安とは?メリットとデメリット

円安は、円高の反対です。

昨日「1ドル=80円」⇒今日「1ドル=110円」と変動したとします。

昨日、80円で買うことができた1ドルが、今日は110円も出さなければ1ドルを買うことができなくなりました。
これがドル高です。つまり、円安です。

ドルの価値が上がると、円の価値が下がるので、円安ドル高です。

輸入品が高くなってしまい、日本国内の物価が高くなってしまうといったマイナスにはなります。

しかし、外国では日本の物が売れるので、輸出で利益がUPしたり、海外からの観光客も増え、消費がUPするといったメリットがあります。

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円高円安と輸出輸入の覚え方

輸出も輸入も日本の経済にとってはなくてはならないものです。

(例:為替相場 1ドル=110円⇒1ドル=80円に変動)
海外の商品 10ドルの物を購入しようとしたら。

昨日は1,100円も支払わなくてはいけなかったのに、
今日は800円で買える!
安いですよね。

海外の物が、お得に購入できる円高は、輸入が有利になります。

円安は、円高とは逆なので、海外の人にとっては日本の物が割安で手に入り、より多く買うことができます。

日本の商品が海外にいっぱい売れるということで、輸出は円安の方が有利になるのです。

まとめ

円高円安、輸出輸入の覚え方をお伝えいたしましたが、ご理解いただけたでしょうか?

円高、円安に、どちらにもプラス面とマイナス面があって、円高、円安のどちらが良いとか悪いというわけではなく、うまくバランスがとれるのがベストのようですね。

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