一口に恐怖症と言っても様々な種類があり、一般には知られていない恐怖症も存在します。
中には数万人に一人が陥ってしまう珍しい恐怖症も・・・
この記事では、そんな恐怖症について調べてみました。実は知らないうちに恐怖症になっていることも?
Contents
普通の人も陥る恐怖症とは?
恐怖症とは特定の対象や状況に恐怖感を抱く症状のことです。
実は誰もが小さいながらの恐怖症を抱えています。
恐怖の対象により数多くの種類があり、虫やオバケが怖い、カミナリが怖いという恐怖心も恐怖症の一つです。
恐怖症には人それぞれ程度が異なり、重い症状の恐怖症は日常生活に支障をきたしてしまいます。
医学的な診断基準に該当する恐怖症は「限局性恐怖症」と呼ばれ、治療法や恐怖症を抱える人に対しての支援制度が存在します。
恐怖症の種類と症状を解説
恐怖症の種類は医学的な用語となっているだけでも200を超えると言われています。
大きな分類としては4つに分けることができ、「動物型」「自然環境型」「血液・注射・負傷型」「状況型」となります。
動物型
「動物型」とは犬やヘビ、蜘蛛などの動物が恐怖の対象となる恐怖症です。
自然環境型
2つ目の「自然環境型」は状況や自然現象が対象となる恐怖症で、代表的な恐怖症には、地震恐怖症や雷恐怖症があります。
血液・注射・負傷型
3つ目の「血液・注射・負傷型」は血を見ることや、注射に対して恐怖を抱く恐怖症です。
血を見ることに関連付けて、外傷を負うことに対しての恐怖症も存在します。
状況型
4つ目「状況型」は場所や状況に対して恐怖を抱く恐怖症です。
代表的な恐怖症として広く知られているものには、高所恐怖症や閉所恐怖症があります。
一般には見られない珍しい恐怖症
恐怖症は過去に恐怖を受けた経験や物が原因で、恐怖症として根付いてしまうことがあります。
その中にはあまり聞き覚えのない珍しい恐怖症も存在します。
集合体恐怖症
集合体恐怖症とはハチの巣の穴や、穴の集まりに対して嫌悪感や恐怖を覚える恐怖症です。
この恐怖症は小さな穴が集まっている様子が、小さな生き物や虫の集合体に見えるのが原因ではないかと言われています。
苺や魚卵、鳥肌など「つぶつぶしたもの」を見たときに、極度の不快感や嫌悪感を抱く症状も含まれます。
美人恐怖症
「美人を見て緊張する」という人はいると思いますが、美人恐怖症の人の場合は、美人がいるだけで極度のストレスや恐怖心を感じ、呼吸が速くなり吐き気などの症状が起こります。
過去の経験が原因で女性に対する恐怖を抱いてしまいます。
若い頃に女性に避けられたり、交際していた女性の裏切りなど、原因は様々です。
左側恐怖症
「身体の左側にあるもの」に恐怖を感じる恐怖症です。
重症になると、道を歩いていても「左側に曲がる」ことに恐怖感が生じ、目的地に着くまで右折をし続けるという人もいます。
同様に「右側恐怖症」というのもあります。
恐怖症恐怖症
一見ややこしいですが、恐怖感を抱くことに、不安を抱いたり動揺してしまう恐怖症を指します。
自分の苦手なものや不安なことに恐怖を感じるのではないかと恐怖感を抱いてしまう恐怖症のことです。
恐怖症の治し方
恐怖症の治療には“薬物療法”と“心理療法”があります。
基本的には心理療法の行動療法を行います。
その人が抱く恐怖の対象に対して、恐怖の程度が低いものから高いものへ徐々に直面させていく、慣れさせていきます。
例えば、高所恐怖症の治療では、ビルの窓から外をのぞいてみたり、ガラス張りのエレベーターに乗ってみたり、恐怖の対象に段階的を徐々に上げて、克服させていきます。
まとめ
様々な恐怖症の種類や症状を紹介してきました。
一口に恐怖症と言っても様々な種類があり、一般には知られていない恐怖症も存在します。
恐怖症とは特定の対象や状況に恐怖感を抱く症状のことで、実は誰もが小さいながらの恐怖症を抱えています。
恐怖を抱く対象は「動物型」「自然環境型」「血液・注射・負傷型」「状況型」の四つに分類することができ、医学的な用語となっている恐怖症は200種類にもなります。
人が怖い物に対して嫌悪感や恐怖を抱くのは普通のことです。恐怖症に対する正しい知識を持ち、向き合っていくことが大切です。