最近の体重計は高機能になっていて、体脂肪率も測れます。

しかし、体重計に乗るだけでなぜ体脂肪率が測れるのか?
疑問に思ったことはありませんか?

そこで、体脂肪率が測れる体重計の仕組みをわかりやすく解説したいと思います。

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体重計で体脂肪率が測れる仕組み

体脂肪は、直接体脂肪の重さを量っているわけではありません。

体に感じないくらいの微弱な電流をつま先から流し、かかとで電圧を測ります。
これは「脂肪は電気を通しにくく、筋肉は電気を通しやすい」という体の特性を利用したもの。

電圧を電流で割ると体の電気抵抗がわかります。

その電気抵抗値と、あらかじめ入力された身長の値を使って体脂肪の割合を算出することで、体脂肪率がわかるという仕組みになっているのです。

ちなみに、タニタでは、1万4千件の様々な年齢の男女の統計データを元にどのくらいの体脂肪がついているのかを推定しているといいます。

産出される体脂肪率は、どのメーカーのものを使うかによって、数値が多少異なります。

健康的とされる体脂肪率の目安

体脂肪率とは、全体重に占める脂肪の割合を表した数値で、以下の式で求められます。

体脂肪率(%)=(体脂肪の重さ(kg)÷体重(kg))×100

ちなみに、標準値は男性10〜19%、女性20〜29%で、女性の方が高くなっています。
体脂肪率がこの数値を超えると、肥満と判断されますいうことになります。

体脂肪率の判定基準

体脂肪率が測れる体重計を販売しているエレコムは次のような判定基準を公開しています。

男性 女性
低(1) ~8.9 ~18.9
低(2) 9.0~11.9 19.0~21.9
低(3) 12.0~14.9 22.0~24.9
標準(1) 15.0~17.9 25.0~27.9
標準(2) 18.0~21.9 28.0~31.9
標準(3) 22.0~24.9 32.0~34.9
高(1) 25.0~27.9 35.0~37.9
高(2) 28.0~30.9 38.0~40.9
高(3) 31.0~ 41.0~

・出典:エレコム「ヘルスケアの基礎知識」

「体脂肪率が低いのはいいこと」と思いがちですが、それは誤解です。
体脂肪にはエネルギーを蓄える、体温を維持する、外部からの衝撃をやわらげる、という働きがあるため、少なすぎても体には良くないのです。

また、体脂肪はホルモン分泌を正常にコントロールする、女性のボディラインを美しく保つといった働きもあります。

低すぎず高すぎずの、適正な数値を保つことが重要です。

ちなみに、体脂肪率は、医学界では肥満を判断する指標としては使われておらず、体脂肪率と健康障害のあいだに、相関関係も認められていません。

これは、体脂肪率が全脂肪の量を測定しているため。
体脂肪には生活習慣病のリスクを高める内臓脂肪と生活習慣病のリスクを高めない皮下脂肪がありますが、両方を合わせた全脂肪の量を測定しているからです。

したがって、体脂肪率が高かったとしても、必ずしも生活習慣病のリスクが高まるとは限りません。

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体脂肪率が測れるおすすめの体重計

楽天市場の評価順でランキングしてみました。

1位 タニタ BC-330-WH 体組成計 ホワイト
価格7,400円 (税込)

2位 TANITA(タニタ) 体組成計 BC-315-WH(BC315WH) パールホワイト
価格5,500円 (税込)

 

3位 タニタ TANITA体重体組成計 健康管理 お手軽 ダイエット コンパクト 小型 FitScan ホワイト FitScan 白
価格 3,915円 (税込)

4位 ELECOM エレコム HCS-WFS01WH エクリア/体組成計/Wifi接続対応/ホワイト
価格7,376円(税込)

5位 体重体組成計 WBCM-6C レッド ホワイト アイリスオーヤマ
価格2,280円(税込)

おわりに

体重計で体脂肪が測れる仕組みついて、ご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

電流をつま先から流して測っていたんですね。

体脂肪は健康のバロメーターではありますが、医学的には肥満を判断する指標としては使われていないというのは意外でした。

体脂肪は少なければ少ないほど良いというわけではありません。
あまり神経質にならず、適正な数値を守るようにしましょう。

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